未来日記 -ANOTHER:WORLD-
(2012年4月期・フジ・土曜23時枠)

原作 - えすのサカエ「未来日記」
シリーズ構成 - 渡辺雄介
脚本 - 桑村さや香、早船歌江子
音楽 - 福廣秀一朗
演出 - 並木道子、宮木正悟
プロデュース - 藤野良太

http://www.fujitv.co.jp/mirai-nikki/index.html





第11話 完全なる未来
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新太は気がつくと教会で倒れてて居た。近くにいたのは類で
あり、彼の様子が気にかかる。話を聞くと新太がついている
という嘘は一体何なのかを問い詰められていると、突然そこに
デウスこと零が現れ、類自身の存在が自分の創ったプログラム
で有る事を聞かされる。

未来日記の中のイス取りゲームが終わって以降殆どドラマ自体
に面白さを感じなくなっていたので、特に驚きもせず静かに
エンディングを迎えた感じ。
最初のゲームの段階で誰かが勝利を勝ち取って同様の願いを
かなえればよかったんじゃないかと思うところもあるし、
妙に面倒な形で世界観を表現したな。

タイムリミットは10分だ・・・と告げる博士の中に、時間的根拠
とか無しに勝手にドラマの中でルールを設けてしまっている所
がどうしても気になる。
由乃は体力もなくなっていて戻れなくなってなかったのではない
のかとか、ラストピースが新太である必要だったとする意味も
理由付けとしては弱く、結局何をしたかったんだという感じに
も思えてしまう。

最終話は、"信じて"、"信じよう"の連発。
あんまり同様の言葉を繰り返されると胡散臭さしか残らず、
人はそんなに信用できるものでは無い気がする。そもそも記憶
が残っているのが新太と由乃だけだった訳だし、2周目に入った
時の展開が、信頼関係を築き上げる過程を省略過ぎている割に
"信じて"、"信じよう"みたいな展開になる所がどうしても
アンバランスに思えた。

医療システムが人間の社会にまで反乱を犯したけれど、
全員をオリンピアに引き込みたかったのだろうか。

このドラマ、冒頭の頃ではなかなか面白かったのだけど、
徐々に凡庸なドラマになり、最終的にはそれ以下な印象になっ
てしまった気がする。
唯一、最後まで高坂くんが良い奴で良かったかも。

星野新太 …… 岡田将生 (城惺学院大学三年生)
古崎由乃 …… 剛力彩芽 (新太を病的に愛する女性)
森口類 …… 本郷奏多 (新太の親友)
沖江春奈 …… 福田麻由子 (類の妹)
高坂王子 …… 菊池風磨 (新太の後輩)
星野礼子 …… 宮崎美子 (母)
星野九郎 …… 光石研 (父)
萩戸金次郎 …… 岡田義徳 (桜見署・刑事)
浅見まりな …… 富永沙織 (桜見署・刑事)
蔵田暁 …… 平賀雅臣 (桜見署・刑事)
上原倫子 …… 中村ゆり (入院中の女性)
木部徹 …… 佐野史郎 (クロノスシード社・社長)
不破めぐみ …… 二階堂ふみ (女子高生)
奥田陽介 …… 平岡祐太 (通り魔、サウスポー)

須藤霞海 …… 伊藤歩 (研究者、九郎の助手)
神宮寺零 …… 内田有紀 (デウス)

岩橋道子、玉井夕海、菊地一浩、古賀芹菜
佐野瑞樹(フジテレビジョン)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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