MONSTERS
(2012年10月期・TBS・日曜21時枠)

脚本 - 蒔田光治
演出 - 福澤克雄
プロデュース - 石丸彰彦/高橋正尚

http://www.tbs.co.jp/MONSTERS/





第4話 大学病院の透明人間殺人事件
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明光大学で第一外科の教授を勤めている門倉は、退官を控えて
次の教授候補の選定をする。順当に行けば准教授の安東で
間違いないが、製薬会社や医療メーカーとの黒い噂の絶えない
安東ではなく、私立朋南病院から教授が引き抜いてきた講師の
村川に任せようとする。
そんな中、病院では西園寺が足のできものを手術で取り除こう
病院に入院する中で、病院内で殺人事件が起きる。敷地内の病院
倉庫前で教授の門倉がナイフによって背中から刺されて殺された
のである。村川のデスクには凶器だと思われるナイフが届けられ
次はお前の番だとする封筒が届けられている事が判明する。

刑事としては間違っている捜査手順があったり、犯人もまた
用意周到の割に安易な展開を用意するなど、ちょっぴり
違和感の有る展開だった。
何よりも容疑者があからさま過ぎて、すぐに犯人だと判明して
しまう流れが有ったので、何の捻りもない展開でガッカリ。

西園寺がわざわざパッケージングされている凶器のビニール袋
を開けてまで証拠を確認する必要性はまるでなく、本当に完全
犯罪を犯したいのであれば、自分の血をナイフに付着するという
愚行ではなく、なんとかして教授の血を用意して、ナイフには
塗るべきものが有ったのだと思う。医師ならばすぐに凶器を
調べられることが分かると思うんだけどね。

時間をやたらと詳しく掲示していたので、アリバイと死亡推定
時刻の因果関係が着眼点となるのは明らか。
凶器がポストに入れられていた時間を考慮して死亡推定時刻
をミスリードさせていくものなのだろうけど、死後硬直
の具合や直腸の温度から死亡推定時刻も特定していくのだろう
し、医師とは思えない犯行が次々と描かれていた感じだった。

倉庫前に止められていた車に隠れて殺害したのであろう
事も容易に想像が出来たけど、何も無い駐車スペースの中で
背後から刺されている辺りの着眼点は面白かったかな。
ただ待ち伏せして殺したという事が既成事実化されていた
けど、待ち伏せしていたのかどうかというのは誰にも分からない
訳で、背後から刺されて居たというだけで、待ち伏せと取ったのか、
前回のように倒れて居た被害者の角度から割り出したのかイマイチ
分からないものが有った。

平塚平八 …… 香取慎吾 (捜査一課・平塚班)
西園寺公輔 …… 山下智久 (捜査一課・新人)
剣持亘 …… 大竹まこと (捜査一課・課長)
金田一 …… 遠藤憲一 (捜査一課)
高野恵美 …… 柳原可奈子 (公輔の彼女)
高倉寛治 …… 蕨野友也 (捜査一課)
工藤隼人 …… 菊田大輔 (捜査一課)
藤崎純一 …… 肥野竜也 (捜査一課)
原 秀治 …… 白石朋也 (捜査一課)
北川浩二 …… 日中泰景 (捜査一課)

安東研一 …… 吉田栄作 (准教授)
村川英樹 …… 佐藤二朗 (講師)
鈴木佳代 …… 波瑠 (外科医・新人)
門倉俊三 …… 佐々木勝彦 (教授)
土田隆弘 …… 尾上寛之 (外科医)
器械だしの看護師 …… 建みさと

桜井聖、森山米次、白石タダシ、松山尚子、青戸昭憲、
松長ゆり子、稲野辺祐二、坂上嘉世

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