MONSTERS (2012年10月期・TBS・日曜21時枠) 脚本 - 蒔田光治 演出 - 福澤克雄 プロデュース - 石丸彰彦／高橋正尚 http://www.tbs.co.jp/MONSTERS/

第7話 犯人は二重人格！？
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強請・たかりの黒い噂のあるジャーナリストの二階堂が自分の
勤める出版社のオフィス内で鈍器で殴られ死亡する。第一発見
者は政治家の沢村で、都議会議員時代に建設業者から賄賂を
受け取り便宜を図っていたとされるネタで脅していた事が判明。
蓄光塗料のキーホルダーと凶器と思われるゴルフクラブが
現場に落ちていて、書類が辺り一面に散乱していた。
ビルの管理人によると、上で物音が聞こえて女性が逃げていった
事を告げ、女性が通る際に携帯電話から曲が流れていたと証言
するが・・・

冒頭から目撃証言によって犯人像は提示されていたし、その
流れがほぼ覆ることもないままに、ドラマは淡々と描かれた
感じがするドラマ。
どのようにして犯行を証明していくのかがドラマとしてメイン
だけど、管理人が完全に職務怠慢な状態の中で、目撃証言は
アテになるのか否かがポイントとなった。
目視よりも耳から入って来た情報の方が記憶に鮮明に残るとい
う事の証明でもしてくれれば、もう少し説得力が出て来たドラマだと
思うんだけどね。

政治家は悪い人という先入観と、その先入観を実感させるだけ
の過去の建設業者との癒着の構図・事実があり、ミスリードの
牽引役としては十分な資質は在る物の、冒頭から既に沢村の
犯行ではない事を視聴者に提示しているので、ドラマとしても
面白味に欠ける部分が有ったのかも知れない。

平塚が法廷に立つと言うことで色々とアイディアを持ちだそう
としたのだろうが、事件の顛末自体がイマイチ面白味を感じ
ず、前回と同様に誘導尋問による自供頼みの一面が有るという
ところがスッキリしない内容だった。

来週が最終話という事で、その事実に驚きだけど、録画してい
るドラマが溜まっているので、寧ろ有りがたい。
平塚に何の興味も抱くことなく終わってしまったのは残念。