浪花少年探偵団 (2012年7月期・TBS・月曜20時枠) 原作 - 東野圭吾『浪花少年探偵団』『しのぶセンセにサヨナラ』 （講談社文庫刊） 脚本 - 吉田紀子、江頭美智留、沼津そうる 演出 - 清弘誠、池澤辰也、東田陽介 プロデューサー：黒沢淳 http://www.tbs.co.jp/program/naniwashounen_2012.html

第2話 しのぶセンセは暴走族
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しのぶは密かに自動車教習所に通う中で、近所の大地主・松原
家に強盗が入る。総額にして1億3千万相当の金品を盗まれた
との事。そんな中で、しのぶ以外にも日出子が教習所に通って
いる事が判明し、彼女はイケメン教官の好意で個人レッスンを
受ける事になり、しのぶも同行させてもらうことになるが・・・

日常生活から派生して事件捜査に関わっていくという流れと
しては悪くは無いのだけど、正直、マギーさんと姜暢雄さんが
強盗するような役柄に見えないし殺し合いするような人間にも
思えない。この辺子供が捜査に関わっているということで
あんまり犯人像としても極悪な印象を残す人を用意せずにいる
のかな。

4巡目=ヨンジュンとのベタな言葉遊びのためにペ・ヨンジュン
ポスターを貼りまくっているのかと思えてしまう物もある。
ナニワのヨンジュン・温水洋一家の事情が描かれ、母親の
起こしたちょっとした日常のストレスを解消するエピソードと
しては手厳しい事件となった。

作戦・捜査会議など開かれるところは「三毛猫ホームズの推理」
みたい。

母親が道路交通法違反と業務上過失致傷なんて言われたら
子供がこの流れを捜査したくなる理由付けも分かるし、どの
様な秘策を持ってこの流れを無罪へと導いていくのか
興味深く作られている。

もっと町内の商店街の人たちとの絡みやネットワークも利用
して欲しいし、一話に見たおせっかいおばちゃんみたいな
人物もどんどん登場させて世界観を色濃く描いて欲しい。
多部未華子さん演じるしのぶとしての役割は、もはや安定
的なものが有るね。その暴走を心配そうに見守る小日向文世さん
がまたありがちな役割って感じだけど、その分安定して見て
居られる。今後しのぶと新藤が接近して榛名美佳先生が彼女に
嫉妬するシーンなんかが見られれば、面白くなっていきそうだね。

しのぶ先生の「ブルースブラザーズ」バリのドライビングテク
は大路の伝説として語り継がれていきそう。

クラスのマドンナに"犬のウンチ"と言わせたくない男性心が
なんともクスりと笑わせてくれるものがあったぞ。