浪花少年探偵団 (2012年7月期・TBS・月曜20時枠) 原作 - 東野圭吾『浪花少年探偵団』『しのぶセンセにサヨナラ』 （講談社文庫刊） 脚本 - 吉田紀子、江頭美智留、沼津そうる 演出 - 清弘誠、池澤辰也、東田陽介 プロデューサー：黒沢淳 http://www.tbs.co.jp/program/naniwashounen_2012.html

第3話 お見合い殺人と鉄壁のアリバイ
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しのぶは教頭の幸夫からの勧めでお見合いをすることになる。
最初は断るが、写真を見るとイケメンだった事もあり、
取りあえず会うことにする。
職員室でしのぶが見合いをすることを聞いた郁夫たちは、
それをネタにして新藤からデザートを奢ってもらう。
いざ見合いの日、見合い相手の本間の社長が殺害される事件
が発生する。

子供たちがいかにしてスイーツにありつけるのかがドラマ
として一番興味深い所に繋がっているのかなと思うこのドラマ。

会社関係、そしてその取引先の相手も含めてどの人物もきな臭い
人物が寄せ集まる中で、果たしてどの人物が犯行に関わってい
るのか。

啖呵を切る多部未華子さんの熱演が光るところ。
いつもの決めポーズ・決めぜりふでもあるシーンに於いては
相当なぶち切れシーンが用意されているけど、上手い感じで
芸達者な多部ちゃんの姿を見ることが出来る。

事件そのものに関しては、ちょっとしたアリバイのトリック
から始まり、人間の行動心理の矛盾点を上手くついて事件の
真相へと導き出した。

漆崎がたばこの吸い殻を使って仕掛けたけど、特に確証もなく
場当たり的にしかけた罠だったのだろうか。

未だに美佳先生としのぶ先生の関わりが少ないのは残念だけ
ど、しのぶを巡り新藤が追いかけ、それを生徒達が応援する
という構図はなかなか面白く機能していると思う。