浪花少年探偵団 (2012年7月期・TBS・月曜20時枠) 原作 - 東野圭吾『浪花少年探偵団』『しのぶセンセにサヨナラ』 （講談社文庫刊） 脚本 - 吉田紀子、江頭美智留、沼津そうる 演出 - 清弘誠、池澤辰也、東田陽介 プロデューサー：黒沢淳 http://www.tbs.co.jp/program/naniwashounen_2012.html

第6話 謎の跳び箱倒壊と母の秘密！！
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

何をやっても上手く行かない日は誰にでもある。
しのぶはこの日、朝から寝坊し、散々な目に遭いながら学校へ
到着。職員朝礼の際に、対立する榛名先生から散々しのぶの
落ち度を指摘され、しのぶのクラスの生徒である芹沢と渋谷
の間に問題がある事を言われる。芹沢が渋谷の事を虐めている
と思われる態度を取っていると言うと他の先生からもその様な
傾向があると言われ、しのぶは芹沢の事を頭ごなしに疑って
かかってしまう。

なんとなくNHKの朝ドラはこういう生徒と教師の関係のドラマ
を延々と描いて行けば良いのでは無かろうかと思う。

内容的には可もなく不可もなくという感じがするけど、今時の
イジメ問題を取り上げつつも、あまり殺伐とした感じには
見えないし、問題は子供ではなく大人の事情として扱っている
辺りは、有る意味では収まり所が良い感じはする。

しのぶ側の早合点で生徒を傷つけ、その為のフォローをして
いく内容で、浪花少年探偵団が生徒の立場からしのぶ先生を
フォローしていく流れは上手く出来ていると思うし、思った
程に大事件に関わらせず生徒としての範疇内で、サポートして
いるところも無理が無く良く出来ているところ。

ただ分かりづらいのは、芹沢の本当の気持ちがよく分からなか
った所かも。渋谷に対して、大好きだった教師を追い出した
事が引き金となってしまった事でイジメに近い行動を取って
いたというのが正解なのだろうか。

これだけ仲よさそうな雰囲気が有れば、イジメに対しても
乗り越えていけると思うし、そうならない雰囲気は出ているな
と思う。

しのぶ先生と椎名先生の争いも面白かった。
残念なのは学校内の処理という事になると、どうしても新藤
などの存在感が無くなってしまう所か。