浪花少年探偵団 (2012年7月期・TBS・月曜20時枠) 原作 - 東野圭吾『浪花少年探偵団』『しのぶセンセにサヨナラ』 （講談社文庫刊） 脚本 - 吉田紀子、江頭美智留、沼津そうる 演出 - 清弘誠、池澤辰也、東田陽介 プロデューサー：黒沢淳 http://www.tbs.co.jp/program/naniwashounen_2012.html

第8話 東京スカイツリー誘拐事件！？
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しのぶたちのクラスに先日東京に転校した雄太から手紙が届く。
東京の暮らしに慣れず、クラスに溶け込めないばかりか、
家族の仲もぎくしゃくし始め、大変だということ。
しのぶは父が新婚当時浅草で購入したお守りを無くして、夫婦
喧嘩をしている事を知り、浅草にいくがてら雄太の様子を
見に行こうとする。また郁夫と修も東京に行きたい旨を語り
一緒について行くことになる。

ドラマは強引ながらも舞台を変えて東京での出来事。
夏休み中の出来事なのかよく分からない設定だったし、中西君
って誰だっけ?みたいな事を感じつつ、ドラマとしてはそれな
りに工夫して有り気楽に見る事が出来て楽しいものがあった。

狂言誘拐の件もすぐに嘘だと分かるものが有ったけど、
原田兄弟が何処まで関与しているのかが気になる要素として
存在していたかな。

ただ犯罪性を考えると、身内が起こしている事とは言え限度を
超えたものが有り、親から金を引き出すためにそんな狂言誘拐
をした「有閑倶楽部」の一エピソードを見たときもかなり
冷めた目で見ていたけど、子供らしさの度を超えてしまった
感じも受ける。

漢字の間違いによって犯人を特定するだけでなく、幾つかの
ポイントでしのぶ先生に違和感を持たせて警察へ知らせないよ
うな仕掛けが施してある所は上手く機能していたとは思う。

新藤が寂しそうにしていた所が印象的。
しのぶの事だから強引に東京に呼び寄せるのかと思った。
出来れば東京の浅草で"大路のしのぶ"節を唱えて欲しかった
けどね。