主に泣いてます
(2012年7月期・フジ・土曜深夜枠)

原作 - 東村アキコ
脚本 - 野木亜紀子、宇山佳佑
演出 - 葉山裕記、宮木正悟
プロデュース - 大木綾子
ナオト・インティライミ「ナイテタッテ」
http://www.fujitv.co.jp/omoninaitemasu/index.html





第6話 涙が止まらない…
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赤松は泉をモデルにして全画展に出品する。
新人賞を受賞すればイタリア・フィレッツェへの留学する
事が出来る中で、泉に思いを寄せる赤松は絵を完成させる為
昼夜を泉と過ごしていく内に少しずつ気持ちが抑えられなく
なっていく。

絵の才能を引き出すモデルの泉の存在を巡り、決して共有でき
ない無二の存在である事を描くと共に、仁がそんな大切な泉を
何故赤松に托したのか。その辺の事情を、別れる為の工作なの
ではないかと疑っていく事でドラマを盛り上げる。

これまでの関係の構図が何一つ変わった感じはしないけど、
赤松の泉を見る視線、ツネの赤松や泉を見る視線、そして泉
は一体赤松の視線を感じて、仁との関係をどう折り合いをつけ
ていくのか興味深く描かれている。

仁が新作として描いている絵の中に泉の姿は有るのかどうか。
誰も座っていない椅子の絵が異様にも感じるし、仁の心をその
まんま描いているようで分かりやすいつくり。

相変わらず赤松を凝視しているツネちゃんの視線がとても良い
感じだし、少しずつ影ながら感情を露わにし始めたツネちゃん
に興味の視線を持たせる作りも機能しているし、バランス良く
恋愛関係が描かれている。

仁先生のフワフワっとした所がつかみ所がないけど、単純な
利己的な人間としての顔だけでなく、仁や泉のこともある程度
考えているんだなと思わせる作りで、憎めない所も存在して
いるし、泉の幸せだけでなく、ツネの幸せを考えるとどういう
結論を出していくべきなのか難しい選択に迫られていきそうで
今後とも目が離せないかな。

ナオト・インティライミさんのエンディング曲も心地良いね。

紺野泉 …… 菜々緒 (人気油絵画家・青山仁のモデル兼愛人)
赤松啓介 …… 中丸雄一 (東京美術大学・学生)
緑川つね …… 草刈麻有 (絵画教室「Atelier jin」に通う女子中学生)
トキばあ …… 高泉淳子 (つねたちの友達)
小桃宣親 …… 加藤諒 (オネエ系、赤松が好き?)
駒子 …… 青山倫子 (オカモチ、仁の元愛人)
勅使河原耕三 …… 坪倉由幸 (警察官)
カトレアママ …… 田島令子
青山由紀子 …… 安達祐実 (仁の妻、家計を握る)
青山仁 …… 風間トオル (東京美術大学の教授・人気画家)
木藤孝太郎 …… 渡辺邦斗 (美大生)

柳さん …… 渋川清彦 (大将の息子)
無敵ソラまさや …… ダイアモンド・ユカイ (芸能人)
大将 …… モト冬樹 (寿司屋)
女将 …… 松本じゅん (大将の妻)
さぶ …… 北村友彦 (柳の弟子)

審査員 …… 佐藤誓
司会者 …… 田中允貴
ロザンナ …… YULIA KOZYRITKAYA

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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