主に泣いてます
(2012年7月期・フジ・土曜深夜枠)

原作 - 東村アキコ
脚本 - 野木亜紀子、宇山佳佑
演出 - 葉山裕記、宮木正悟
プロデュース - 大木綾子
ナオト・インティライミ「ナイテタッテ」
http://www.fujitv.co.jp/omoninaitemasu/index.html





第7話 あなたを奪われて
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仁のモデルになる事で、自分の存在価値を見いだしていた泉
だが、仁からこれ以上泉をモデルとして描くことは辞めると
言われた事で、泉は再び失意の中、生きる価値を見失ってしま
う。赤松が仁の代わりにこれからは自分が絵を描き居場所を
作る事を約束する中で、仲間達は泉が振られてバンザイパーテ
ィーを開こうとして、励ますが・・・そんな中、泉の過去に
"赤いウェディングドレス事件"が有る事を知り、泉の容姿が
もたらす不幸が根深いモノを感じていく。

ドラマ中如何にも作為的に作られた"XX事件"というのは大抵
滑ることが多いのだけど、このドラマを見ていると、とても
それらのエピソードが面白く挿入されていて、ここ最近少し
停滞していたドラマの内容が再び面白く機能し始めた感じ。

勅使河原とかゆっこの使い方とか絶妙なものが有るし、個性的
で突拍子も無いキャラクターばかりだけど、主張だけは何処か
共感させられるものが有る。

比較されることで一番卑屈に育ったであろう妹の存在がココに
来て明らかにされ、疎遠になっている原因にも、これまでのこの
ドラマの流れからすれば十分に符合する流れで、より泉が
生きる気力を失っている根幹のエピソードが上手く描かれたと
思う。

川合・フジフィルムブロックとか、桂銀淑とか、アクターズス
クール、撲殺事件、ゆき姐カットなど、どれも面白く感じる
事の出来るネタだった。

ゆっこが相変わらず愛人の存在で得た金を使うことに卑屈になり
ながらも優越感を誇示することで、今の精神的バランスを
保っている感じが猟奇的でもあり、人間的でも有ってなんとも
言えない良さがあるね。

紺野泉 …… 菜々緒 (人気油絵画家・青山仁のモデル兼愛人)
赤松啓介 …… 中丸雄一 (東京美術大学・学生)
緑川つね …… 草刈麻有 (絵画教室「Atelier jin」に通う女子中学生)
トキばあ …… 高泉淳子 (つねたちの友達)
小桃宣親 …… 加藤諒 (オネエ系、赤松が好き?)
駒子 …… 青山倫子 (オカモチ、仁の元愛人)
勅使河原耕三 …… 坪倉由幸 (警察官)
カトレアママ …… 田島令子
青山由紀子 …… 安達祐実 (仁の妻、家計を握る)
青山仁 …… 風間トオル (東京美術大学の教授・人気画家)
木藤孝太郎 …… 渡辺邦斗 (美大生)

柳さん …… 渋川清彦 (大将の息子)
無敵ソラまさや …… ダイアモンド・ユカイ (芸能人)
大将 …… モト冬樹 (寿司屋)
女将 …… 松本じゅん (大将の妻)
さぶ …… 北村友彦 (柳の弟子)

悟史 …… ナオト・インティライミ (のぞみの婚約者、吟遊詩人)
紺野のぞみ …… 田辺愛美 (泉の妹)
大森誠 …… 菊池均也 (泉の担任の教師)
ゆき姐 …… 兵藤ゆき (写真にて、ゆき姐カット推奨)
小川君 …… 永野宗典 (生物部の生徒、泉を好きになる)
「愛は恋」のママ …… 段丈てつを
画商 …… 山口河童
イケメン生徒 …… ダレアレ悟
ヤンキーな男 …… 篠原正明
泉の父 …… 斉木しげる (旅館経営)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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