パパドル! (2012年4月期・TBS・木曜21時枠) 脚本：金子ありさ、大島里美 演出：坪井敏雄、渡瀬暁彦 プロデュース：加藤章一、佐藤敦司 主題歌：関ジャニ∞「愛でした。」 http://www.tbs.co.jp/PAPADOL2012/

第10話 愛する人に史上最強のプロポーズ！！
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ハルたちは亮の夢を優先する形で自らの気持ちを押し殺して
身を引いていく。義母からその思いを聞かされる中で、アイドル
としての道を貫いていこうと決断するが、多田弘道が竹富との
契約が切れた瞬間に亮の記事を公表してしまう。記者会見に
臨む亮は何を語るのか。

この手のドラマとしては面白く見ることが出来た。
実在するテレビ番組などをふんだんに取り入れた流れだし、
何よりも関ジャニの現在の芸能界での位置づけを利用して上手く
設定づけられていたもの。この辺は企画の勝利ってところなの
だろうなと思わせるものが有った。

日本のドラマ故に10話構成で、一度の決定的なエピソードに
関わったからと言って子供達の信頼を全て勝ち取ってしまう
辺りはやや説得力としては欠けるのだけど、それでも子供たち
を使って気持ちを喚起するやり方は上手く機能していたと思う。

最終話なので無理矢理結論づけなければならない部分も多く、
今まで敵対していたものが、突然良い子になってしまったり
スキャンダルの流れが多田弘道以外に正確に掴んでいない
ところなど、不自然なところも多かった。特に亮が花村家に
何度も現れたり、学園祭などに関わっているにもかかわらず、
亮の動きを把握していないマスコミ達の動きが都合が良すぎる
のかなと思う。

ただ結果的に家庭を持っていたとしても、それを上回るほどの
アイドルとしての魅力を備えていれば、アイドルが家庭を持って
いてもそんなに関係ないんだろうな。

今まで殆ど出演していなかった関ジャニ∞のメンバーを決定的
な部分で使用していく所なども、良かったと言えば良く、程よい感じ
のサプライズ的演出に繋がった。