パーフェクト・ブルー (2012年10月期・TBS・月曜20時枠) 原作：宮部みゆき「パーフェクト・ブルー」「心とろかすような─ マサの事件簿」 脚本：山崎淳也、高橋悠也 演出：唐木希浩・田中峰弥、浅見真史 プロデューサー：白石統一郎・晴野善博 http://www.tbs.co.jp/perfect-blue/

第7話 ひき逃げと児童虐待悔いた母…命を賭けたつぐない
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児童相談所の相談員・前川靖子が事務所に依頼にやってくる。
彼女は先日バイク事故でひき逃げに会った水沢夏美の生前の
行動の真意を知りたいという。犯人はすぐに自首して捕まるが
証言によると、赤信号の中で彼女が飛び出して来たために
起きた事故だという。
離婚して以降、酒に溺れるようになり、自殺未遂を繰り返した
夏美から娘の玲奈を引き離したのは自分だったとして、責任を
感じていたが、最近はずっと娘の為に頑張っていた為に、自殺
するハズは無いと言うが・・・

虐待事情と親子の関係を描いたもの。

ドラマとしては前回よりも更に面白く演出された話だった。
少しずつキャラクターに慣れてきた所も有るのだろうし、
自殺案件だとされる件から事件性を帯びた瞬間に上手い事
刑事に捜査を委ねるという辺り、警察署と探偵事務所の捜査の
棲み分けは上手く出来ている所があるのだろうね。

ただドラマとしては複雑なものがあり、親ならば子供の喜ぶ
顔を見たいに決まっているとする加代子の主張を見事に裏切る
家庭の事情がある為に、思わず突っ込まずには居られない
所がある。
それだけ家庭に幻想を描いている子供の立場から見た視線
という所なのだろうか。

ブログがアリバイを証明するものとして存在しているところは
現代的っぽい所だし、逃げ道を用意しているという辺りは
人間の心理を突いていて良く出来ているところ。

それにしても子役の子がまた可愛らしい。
安易に子役カードを利用してドラマを構成したくなるのも
分かる気がするぞ。