赤川次郎原作　毒＜ポイズン＞ (2012年10月期・日テレ・木曜深夜枠) 原作：赤川次郎『毒 ポイズン』 脚本：鈴木智 ほか 演出：岡本浩一、石川北二、茂山佳則 音楽：松本晃彦 プロデューサー：岡本浩一、河内俊昭 主題歌：YU-A「優しい顔で近づかないで」 http://www.ytv.co.jp/poison/

第4話 迫るタイムリミット愛娘を救うため刑事は全てを捨て暴走する
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4年前の幼女殺人事件の容疑者の原田に対して、刑事の中野は
自分の娘にも原田が近づいてきている事を知って、毒を使って
殺害しようとする。しかしそんな中、公園で遊んでいたハズの
中野の娘・浩子が居なくなっている事に気がつく。
原田が娘の靴下を持って居た為にすぐに逮捕するが、ここでも
証拠不十分で釈放される。中野は時間を気にしつつも、原田が
娘を誘拐した事を知って急いで居場所をはかせようとするが・・

うーん、このような被害者・加害者の絡ませ方だとあんまり
毒の使い方が意味が無いと思うのは気のせいか。

原田が額面通り誘拐していたという辺りが腑に落ちない感じ
だし、シナリオ・シチュエーションがまるで活かされていない
気がする。

驚くのは、直美の最後に放った言葉だった。
何故中野さんは切羽詰まっていたのか。
子供が居なくなれば親としてそうなることは当たり前ではない
のかと小一時間。

警察が十分な捜査もなく釈放してしまう辺りが全てだと思うし、
当時は見つからなかった証拠品が、今回の捜査であっさりと机
の中から見つかってしまうという辺りも腑に落ちない。
もちろん原田が中野に殺される事を想定して、見つかる様に
仕向けていたのかもしれないけど、全く面白味を生まない
毒の利用の仕方だったなと思う。

刑事が刑事を撃ってしまう辺り、相当問題になりそうな話でも
有るしね。

ただ警察官は人を裁く立場ではないとする辺りのやりとりだけ
は伝わるものが有ったかな。