赤川次郎原作 毒<ポイズン>
(2012年10月期・日テレ・木曜深夜枠)

原作:赤川次郎『毒 ポイズン』
脚本:鈴木智、武田有起
演出:岡本浩一、石川北二、茂山佳則
音楽:松本晃彦
プロデューサー:岡本浩一、河内俊昭
主題歌:YU-A「優しい顔で近づかないで」

http://www.ytv.co.jp/poison/





第5話 セレブ主婦の絶対に隠したい秘密!過去をネタにゆする友殺す
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

カリスマ主婦の大西冴子は、彼女の作る料理が好評で彼女の名
前の付いた料理本"スイーツライフ"が出たり、料理教室は活況
を呈するなど、幸せな生活を送る。更に夫は弁護士で、大きな
邸宅に住み誰もが羨む主婦だった。そんな中で、突然彼女の元
に一通の手紙が届く。高校時代の友人、美保と真智子と共に
三人で写った写真だった。裏には"交渉成立"と書かれている中、
冴子の様子がおかしくなっていく。

カリスマ主婦の過去は、15年前の高校時代に、援助交際し睡眠
薬を使って相手から金を盗み取っていた。
それを知った女性たちは、冴子を脅して金を奪いに近づいてく
る。

単純に殺害するというパターンではなく、当時の悪巧みをして
いた三人全員が亡くなるという事で、収まり所の良い話では
有った。

こう言ってはなんだけど、初動捜査の段階で冴子が美保との
高校時代の同級生で有ったことを否定する意味がわからず、すぐ
に調べればバレてしまうところを嘘をつくことで、簡単に捜査
官達の不信感を煽ってしまうところはちょっぴり違和感が有った。

アリバイと殺意にばかり着眼点を持って居たドラマが、二段オチ
の形で、新たなパターンを提示出来たところや、一連の計画を
操っていた人物が、目の前で脅していた人物ではなく、冴子と
仲良くしていた真智子だったという点が上手く現れていたと
思う。

金が絡むと人は嫉妬を生んでしまう所が有るね。
過去も簡単には消せない事実として浮かび上がってくる辺り、
人は何処で人生の汚点が見られるか分からない所があって、
姿勢を正させられる想いのするエピソードだった。

出来れば早いところ松井に毒を飲ませて欲しい。

松井十一 …… 綾部祐二 (神出鬼没の謎の科学者)
笹本直美 …… 臼田あさ美 (警視庁捜査一課の刑事)
刀根山唯人 …… 坂本あきら (刑事課部長)
千葉健介 …… 渡辺いっけい (直美の上司)
本条透 …… 是近敦之 (警視庁捜査一課の刑事)
菅原美佐 …… 上西恵 (警視庁捜査一課の刑事)
中野耀太郎 …… 木村祐一 (警視庁捜査一課の刑事)
ナレーション …… 川下大洋

大西冴子 …… 上原美佐 (カリスマ主婦・料理で人気)
田村美保 …… 平岩紙 (派遣OL・冴子の高校時代の同級生)
河村真智子 …… 木下あゆ美 (派遣OL・冴子の高校時代の同級生)
大西 修司 …… 山田将之 (冴子の夫・弁護士)
記者 …… 菊地裕美
大西冴子キッチンスクールのアシスタント …… 愛純もえり
大西冴子キッチンスクールの生徒 …… 椎名茉莉、近野衣里

田中啓太

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system