赤川次郎原作 毒<ポイズン>
(2012年10月期・日テレ・木曜深夜枠)

原作:赤川次郎『毒 ポイズン』
脚本:鈴木智、武田有起
演出:岡本浩一、石川北二、茂山佳則
音楽:松本晃彦
プロデューサー:岡本浩一、河内俊昭
主題歌:YU-A「優しい顔で近づかないで」

http://www.ytv.co.jp/poison/





第11話 浮気相手を妊娠させた夫!許せない裏切りに妻は殺意を抱く!
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直美は松井から、あなたの知り合いに毒を渡したと言われ
る中、自分の知り合いがそんなものを使うはずはないとして
彼を主張を否定する。しかし直美の知り合いだと聞いて、もらって
いる可能性の有る人物をしらみつぶしに調べていく。すると
交通課時代の先輩の加奈子が夫の貴之との結婚生活に満足して
いない様子で、夫の浮気を疑っている加奈子の姿が有り、
様子を見ていく。

貴之の周りくどい言動が無駄に事件を大きくしたという感じの
ドラマ。

事実を言い出せない気持ちは分からないでも無いけど、全ての
問題はコミュニケーションの不足が招いたもの。
明らかに夫の中に悪意ある微笑み方が見え隠れするのは、
旦那さんを疑いの視線で眺めているからであり、旦那さんにも
後ろめたい気持ちが有るからだろうか。

多少パターンをひねってあるのだけど、毒を使った後に、誤解だ
と分かるという流れが想定出来る展開の形であって、何の意外性
も無い所が有る。告白の場でもハッキリ言おうとしないモヤモヤ
感によって、死ぬべくして死ぬのだろうなと思っていたけど、
ドラマとしては、生死はこの際関係なくなり、松井と直美の
人間の本質とは何かの対決になっているようなので、人の心の中に
潜んでいる他人に向けられるべき殺意と、容易に使う事の出来る
毒との因果関係に終始していくことになるのかな。

まぁ毒さえあればいつでも殺せる事は明らかなので、即殺しモード
に入らなくても良いと思うんだけどね。

最終的には直美自身が、父親を殺害した犯人を発見する過程で
殺せる状況が描かれて、それを自ら乗り越えるというパターン
が如何にも存在していそうだね。

松井十一 …… 綾部祐二 (神出鬼没の謎の科学者)
笹本直美 …… 臼田あさ美 (警視庁捜査一課の刑事)
刀根山唯人 …… 坂本あきら (刑事課部長)
千葉健介 …… 渡辺いっけい (直美の上司)
本条透 …… 是近敦之 (警視庁捜査一課の刑事)
菅原美佐 …… 上西恵 (警視庁捜査一課の刑事)
ナレーション …… 川下大洋

秋吉加奈子 …… 雛形あきこ (交通課の婦警)
秋吉貴之 …… なだぎ武 (小学の教師)
貴子 …… 新田祐里子 (貴之の娘)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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