恋愛ニート〜忘れた恋のはじめ方〜 (2012年1月期・TBS・金曜22時枠) 脚本：永田優子 プロデューサー：高成麻畝子、鈴木早苗、志村彰（The icon）、 関川友里（The icon） 演出：高成麻畝子 他 http://www.tbs.co.jp/renai-neet/

第4話 危険な告白の行方
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槙野との関係を前進しようとした途端に彼には彼女が居る事が
分かり、そんな男性に振り回されている事に気がついた凜は
柄にもなく涙してしまう。それを目の前で見ていた松本は、
そのギャップに思わず好きだと口にしてしまうが、凜からは
バカにしたと勘違いされる。

松本たちが何故駿平と付き合っているかイマイチよく分からな
いものが有るけど、彼が居ると合コンで異性を寄せ付けてくれ
る役割でも果たしているのだろうか。

大人になる事で色んな面で余裕が出来る反面、社会に揉まれて
凝り固まってしまう価値観が強固なプライドとして存在し、
なかなか他人に対して気持ちを打ち明けることが出来ないでい
る事の気難しいさを描いた話だった。

恋愛ドラマとしては、とてもシンプルかつオーソドックスな
物語で、見ていて清々しさを感じる。
好きだという言葉の意味を精査して行く中で、相手の性格や
その時の状況を見極め、それが嘘なのかどうか、そして信じる
に値するのかどうかの決断を博美の後押しによって、凜自身が
決断していくものである。

確かにゲームとして始まった流れではあるが、正直に話せば
まだ取り返しが付く状態だと思うし、最後に駿平の言葉によ
って滅茶苦茶な状況になりつつも、凜側からのアプローチによって
説明を求められている状況なので、一応相手に聞く意思が
有るだけでもまだまだ可能性は多く残されている。

ただまだドラマとしては4話の段階なので、凜と松本がこうも
早く好きだ嫌いだという状況に身を投じてしまうと、後半は
相当もたついていく事も考えられるし、この先上手く男女の
関係を描いていけるのか少し不安なものがあるな。