レジデント〜5人の研修医 (2012年10月期・TBS・木曜21時枠) 脚本 - 永田優子 音楽 - 菅野祐悟 演出 - 高成麻畝子、吉田秋生、渋谷未来 プロデュース - 北川雅一、沼田通嗣 主題歌：flumpool「Answer」 http://www.tbs.co.jp/resident2012/

第3話 選択する勇気！
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研修医たちは指導医から月一恒例の飲み会の事を聞かされ、
研修医たちは余興と会場のセッティングを求められる。
そんな中で、病院には怪談から滑り落ちて腰痛圧迫骨折を
する老人が運ばれ、また透析が必要な13歳の少女が運ばれて
くる。

主人公の語るナレーションの挿入の仕方が、完全に「グレイズ
アナトミー」テイスト。一見興味深い主張を繰り返しては居る
のだけど、よく考えると当たり前の事を言っているだけだな
みたいな感じのしてくる内容であり、グレイズ・アナトミーの
主人公・メレディスのイライラっとくる所をちょっぴり修正
した感じに見えてくる。
一話の頃に比べると、はっちゃけ過ぎていたしずくの
キャラクター性は随分見やすくなっている感じはする。

今回は主人公の中でも新城紗知に焦点を当てて描いたものだっ
た。矢沢はしずくと対の関係でドラマが構成されていくのかと
思ったけど、紗知との結びつきを強くしていきそうだね。
彼女が抱えている心の闇を通して、その問題を解決していくと
同時に患者も助けるという一挙両得な流れ。

透析を続けるが為に生きている気がする少女と、他人の夢を
かなえるが為に生きている感じがしている紗知の共鳴感
によってその意味を問うていく。

きっかけはどうであれ、踏み込んだ以上は自分の責任を果たす
事への重大さと同時に、それによって結果がフィードバックさ
れてくるというのだから、それがやりがいとなり生き甲斐と
なっていくという感じだね。

川上夫婦の問題はなんか強引だったかな。
妻は事実を知ってパニックから発せられた言葉なのかもしれない
けど、あんな人と結婚したのではないとする言葉は、なんとなく
殺伐としていた感じ。

そして宮島は自分のことは一切言わなそうなキャラクターの
割に目上の人に色々と聞かれるとペラペラと自分の過去を
話してしまうというちょっぴり違和感の有る展開だった。