レジデント〜5人の研修医 (2012年10月期・TBS・木曜21時枠) 脚本 - 永田優子 音楽 - 菅野祐悟 演出 - 高成麻畝子、吉田秋生、渋谷未来 プロデュース - 北川雅一、沼田通嗣 主題歌：flumpool「Answer」 http://www.tbs.co.jp/resident2012/

第4話 告白する勇気！
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しずくはスポーツした帰り道、バス停留所で倒れる女子中学生
のルカを見つけ、救急車に同乗して救命救急センターへと
向かう。検査の結果、特に問題はなく駆けつけた母親・薫は
仮病なのかとして失望する。
一方外来としてやってくる患者の志津が、毎回矢沢を目当てと
していて、仮病を使って通院している事を知り、矢沢はこれ
以上つきあいきれないとして患者を突き放していく。

完全に海外ドラマ「グレイズ・アナトミー」化している感じ
のドラマだけど、その分少しずつキャラクターの事情も
提示されて見やすくなってきた。
そういえばアナトミーのメレディスも外科医の母親との
葛藤があったね。

今回のドラマは親から愛されたいとする気持ちと子供を愛した
いとする親の気持ちの双方向から描いた今回のドラマ。
しずくが今回のルカを見て感情を移入していく理由付け
としては十分なものが有ると思うし、人は思っている事を
口にしないと親子であれなかなか伝わらないという事を
感じさせる。

相変わらず救命の意味が違うような感じはしているけど、
医者は患者の命を救うことだけが目的なのか、それとも
人を救うというより大儀な事までも求められているのかの
葛藤は興味深く写る。この葛藤に於いては答えのでない永遠
のテーマとして描くべきものがあると思うので、そう簡単に
答えを見いださずに、それぞれに実感させていく程度の
扱いで良いと思う。

救命とはいえまさに、レジデントだからこその役割という
感じもするし、寧ろ患者のケアは看護師の役割ではないのか
という気もするので違和感はぬぐえないのも事実。

健康に問題はないとする二つの案件が共に問題として存在して
いて、志津に至っては何が原因で亡くなったのかイマイチよく
分からなかった。ただこの死がアウトロー的矢沢に対して
医師として働く上で教訓と成っていくべきものが有る
んだろうね。