レジデント〜5人の研修医 (2012年10月期・TBS・木曜21時枠) 脚本 - 永田優子 音楽 - 菅野祐悟 演出 - 高成麻畝子、吉田秋生、渋谷未来 プロデュース - 北川雅一、沼田通嗣 主題歌：flumpool「Answer」 http://www.tbs.co.jp/resident2012/

第10話 旅立ちの時私達は医者だ！
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しずくは美術大に通おうとしてバイトしている弟・皆人の腕
が壊死している為に切断する事を決断させられる中で、
矢沢はアルコール中毒の母親・久美の出現によってペースを
乱され、自分も母親の血を引くものとして破滅への道を
進むものと考え自殺を図る。これが公になると医師の道が
閉ざされると知った真中たちは、真中の実家で密かに治療を
行うことになる。

医師としての決意・決断物語という事で、それぞれが苦難を
乗り越えたとする格好だけど、ラストエピソードはそう簡単
に乗り越えられるべき事態でもないにもかかわらず、殆ど
二つ返事の形でホイホイっと乗り越えてしまう感じがして
相当薄っぺらい内容となってしまった。

ラストエピソードの地下鉄脱線事故も研修医の独り立ちの機会を
与えたのだろうけど、ドラマ「コードブルー」のエピソードを
劣化させた感じにしか見えず、エピソード事態が中途半端。
金も人も時間も費やしていそうな内容の割に内容が薄く、
これまで研修医として、精神論ばかりに内容を費やして
きた事へのツケが回ってきた感じで、あらゆる意味で
残念な内容だった。

出来ればこのエピソードを一話に持って来て、最後まで
それぞれの医師たちがこの問題点を念頭に置きつつ、仕事を
通して乗り越えていく構成の方が良かったと思う。

矢沢は相当苦しんでいたけど、演技上涙が出ていなかったな。