リッチマン、プアウーマン (2012年7月期・フジ・月曜21時枠) 脚本:安達奈緒子 音楽:林ゆうき プロデューサー:増本淳、関口大輔 演出:西浦正記、田中亮 主題歌：miwa「ヒカリヘ」 http://www.fujitv.co.jp/mitsunoaji/index.html

第10話 あふれる想い…私たちが出した答え
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NEXT INNOVATIONの情報漏洩、個人情報の流出問題に於いて、
内部告発の結果、朝比奈恒介の仕業だと知り逮捕される。
日向はそれとも別に自分を慕って付いてきてくれるプログラマー
たちと共に、"WONDER WALL"を立ち上げ、その会社を軌道に
乗せていく。影で支えていた真琴は、徹が活躍するのとは対照的
に自分の役割を失っていく。

コレまで日向の性格がなんて面倒くさいヤツなんだという内容
だったけど、ここに来て真琴の面倒くさい性格によって、
ドラマをヤキモキさせる展開だった。
ただその面倒くささが逆に人間らしい心の複雑さを描いている
のだろうけどね。

必要とされているウチはやり甲斐も有るのだろうし、誰もが
背を向ける中で自分が支えているとする実感こそが、真琴自身の
中でも原動力として働いていたのかも知れない。

誰にでも自分の居場所を求める傾向はあると思うのだけど、
その居場所を何処に求めるかによって、人は行動を左右される
ものだし、他人に寄り添うだけでなく、自分でその居場所を
作ってこそ強く生きられるのだろう。

対等な関係に近づくほどに、相手の存在の大きさみたいなもの
が実感として感じてきてしまうという皮肉な感じ。
これまで散々辛い事を言われてきても離れようとしなかった彼女
が自ら身を引く原因として、社会貢献できる一人の人間として
の人間力の差を感じたという辺りがなんとも言えないものだった。

裏切った相手の為に居場所を用意しておく日向が、裏切らない
相手には用意出来なかったとする辺りもまたなんとも言えない
複雑な感じを受けるね。

で、今後は心因性の認識不全症候群のネタはもう利用されないのかな。