リッチマン、プアウーマン
(2012年7月期・フジ・月曜21時枠)

脚本:安達奈緒子
音楽:林ゆうき
プロデューサー:増本淳、関口大輔
演出:西浦正記、田中亮
主題歌:miwa「ヒカリヘ」

http://www.fujitv.co.jp/mitsunoaji/index.html





第11話 最終回・君のもとへ…二人の未来
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朝比奈が逮捕され、日向は別会社を立ち上げ順調に業績を
伸ばす中で、山上から倒産の危機にあるNEXT INNOVATIONの
救済・再興を改めて依頼される。

会社の業績やら存続問題に関してはラストはバタバタとして
かなりいい加減なシナリオになってしまったけれど、
全体的に見ると満足感の有る内容だったし、日向自身の成長の
度合いを心因性認識不全症候群の克服のような形で描いたラス
トも悪くは無かった。そんな彼が次に求められるのは恋愛音痴
であり女性の心、他人の心を知る為のレッスンか。

朝比奈の件は日向個人の立場で見た彼への視線と、会社や社会
全体を見回して見た彼への視線には相当な温度があるような気
もする。会社を裏切り、情報漏洩、個人情報の流出させた
犯人として、そう簡単に受け入れられるというのも不自然だし
会社から追い出された日向が、会社内で行われたパーティー
に平然として出てこられたのと同じくして、朝比奈自身もよく
会社に来られたなと思う。利益を奪われ生活さえ危ぶまれた
社員がそう簡単に彼を許すだろうか。

IT産業が舞台だった事も有って、ITとはどんなものなのかを
主張し、人との距離を近づけ、生活をより豊かなものにする
ためのツールとしての側面を上手く打ち出した感じ。
昔からそういう主張はあるけど、ようやくそういう主張が
具現化出来る世の中になってきたという所なんだろうね。

ラストのシチュエーションの作り方は、何十年も昔から変わって
いないけど、まぁ逆に清々しいところかも。
二人がキスする直前にどのようなやりとりが成されるのかが
恋愛ドラマとしての興味の沸く所だし、不意なキスをどう上手く
こなしていくのか。

それにしても朝比奈の留置場でのシーンは、TV東京のドラマ
「モリのアサガオ」を見ている様な感じだったね。

日向徹 …… 小栗旬 (29歳、NEXT INNOVATION社長、心因性認識不全症候群)
澤木千尋(夏井真琴) …… 石原さとみ (23歳、東大理学部4年生)
朝比奈燿子 …… 相武紗季 (25歳、妹、料理人)
朝比奈恒介 …… 井浦新 (36歳、NEXT INNOVATION副社長)

安岡倫哉 …… 浅利陽介 (25歳、社員)
小川智史 …… 中村靖日 (39歳、チーフプログラマー)
細木理一 …… 植木紀世彦 (社員)
吉田一雄 …… 鹿内大嗣 (社員)
宮前朋華 …… 八木のぞみ (28歳、社員)
立石リサ …… 舞川あいく (23歳、秘書)
小野遙香 …… 野村麻純 (22歳、千尋の親友)
久賀友紀 …… 古川雄輝 (22歳、千尋と同じゼミ)
乃木湧太 …… 丸山智己 (37歳、燿子が勤めるレストランシェフ)
笛木匡正 …… 中原丈雄 (60歳、日向が通う禅寺の僧)
山上芳行 …… 佐野史郎 (60歳、経理、朝比奈からスカウト)
幼少期の徹 …… 真部晟凪

刑務官 …… ベンガル
宇田川昇 …… 石坂浩二 (JIテック社長)

遠山俊也、井上肇

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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