最後から二番目の恋 (2012年1月期・フジ・木曜22時枠) 脚本：岡田惠和 演出：宮本理江子、谷村政樹、並木道子 プロデューサー：若松央樹、浅野澄美 音楽：平沢敦士 主題歌：浜崎あゆみ「how beautiful you are」 http://www.fujitv.co.jp/nibanmeno_koi/index.html

第8話 大人のキスは切なくて笑える
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真平は病気の事実を千明に知られるがそれでもつきあうことに
なった二人。長らく本気の恋愛をしてこなかった千明と、正式
につきあうのが初めてな真平は戸惑いながらも互いに近づいて
いく。一方で、和平は知美とデートするが、多くの場所で父と
娘の関係に見られ、若作りさせられる和平は違和感を覚えていく。

恋愛とはなかなか理解できないもので、ましてや他人のことなど
なかなか理解できる由もない。
双子であっても理解できない部分と不思議なところで同じ人間を
愛してしまうとするシンパシーを感じる流れで、癖のある万理子
を使って、恋とは何かを描いたものだった。

和平と千明が互いに年下とのつきあいから、若作りなファッショ
ンが似てきてしまう所に笑えるものがあったし、恋を通して
いろんな複雑な家庭の事情が浮かび上がってくる。

和平と娘の微妙な関係だったり、知美と秀子の関係だったり、
いろんな家庭の姿があるなと思わせる。

ドラマとしてはいつにもまして何が有ったわけではないけれど、
千明が和平を酒で一回つぶしておくかとしてみたり、最後の
酒の席では相当二人だけのやりとりで進行して、二人の息の
有ったコンビプレイを見せられた感じでなかなか面白いものが
ある。今まで否定しあっていたばかりだけど、年齢のことに関
しては、互いに共感しあう所があったね。

岡田惠和さんのシナリオは毎回何処かで狙いすぎている演出が
見られる。意図的に挿入しているのかもしれないけど、寿司店
の下りは、かなり狙いすぎていたかな。