最後から二番目の恋 (2012年1月期・フジ・木曜22時枠) 脚本：岡田惠和 演出：宮本理江子、谷村政樹、並木道子 プロデューサー：若松央樹、浅野澄美 音楽：平沢敦士 主題歌：浜崎あゆみ「how beautiful you are」 http://www.fujitv.co.jp/nibanmeno_koi/index.html

第10話 大人の未来だって、輝いてる
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千明と和平が深酒した際にキスするのを典子は目撃してしまう。
先日のキスは覚えていなかった千明と和平だが、今回はハッキリ
と覚えており、千明は寝言で女性の名前をかたるのを耳にする。

誕生日に込めた長倉家の熱い思いを聞かされ、中年の男女が年
を取る事に臆している事に対して、その感覚が誤りである事を
示すような流れが有った。
誰もが年を取ることは受け入れ難いものが有るのだろうけど、
見方一つで、年を取る事への味わい深さを感じるものが有る。

しかしあのろうそくの燃え方とか笑える物が有ったし、見方を
誤れば確かに千明を馬鹿にするようなろうそくの使い方ではある。

このドラマも評判は良いけれど、40代・50代はリアル過ぎて
笑えない部分もあるとか、中年の女性を馬鹿にしているなどの
評論が書かれているけど、なかなか万人受けさせるのも難しい
ものが有るのね。

暴走気味の二人が、キスしたのを機に自制していくという感じ
でちょっぴり切なさを感じつつも、以前の展開を踏襲するかの
ように電車の中から真平と知美の姿を見てしまうところなど、
上手く二人の関係が成就するような道筋が立てられている。

寝言の女性が誰なのかの冒頭の下りも興味深く、つかみはokだ
ったし、千明が自分の担当するドラマに於いては人は殺さない
とする主張は、このドラマに於ける真平の行く故にもリンク
しているような感じだし、サプライズされる事に関してはスタ
ッフたちに殺すと語っている辺りの韻の踏み方も面白く出来て
いる。

少しずつ結論に向けて、各々の流れの方向性が結論を出し始め
ているし、後は千明と和平がどうなるのかだね。
あんまりひねりの利いた展開を用意しなくても良いと思うが・・