最高の人生の終り方 〜エンディングプランナー〜
(2012年1月期・TBS・木曜22時枠)

脚本:渡辺千穂
プロデューサー:伊與田英徳
演出:石井康晴 他

http://www.tbs.co.jp/saikou-no-jinsei/





第2話 涙の謎解き葬儀屋
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駅前で通り魔殺人事件が起きる。
身元不明の遺体の為、警察からは無縁仏行きの遺体だとして
葬儀屋「井原屋」にその仕事が回ってくる。
晴香によると、行旅病人及行旅死亡人取扱法の適用により、
自治体で手続きをした後に、無縁塔に入れられる事を聞かされ
る。しかしその遺体を見た真人は、先日居酒屋のチェーン店
に面接に来た男性だと知る。

今回も一話に続いて、真人が実際に一瞬でも関わっていたと
いう過去があるために、彼の事を知りたくなるという理由付け
としては悪くない。しかも谷沢怜奈さんがこの一件で責任を
感じていたり、複雑な心境になっているのを見れば、遊び人
の男ならば関わってしまいたくなるものがあるのだろう。

ただこのパターンは三話以降は使えない訳で、どんな形で
エピソードを構成していくのか気になるところ。

TBSのドラマらしく、富士山の映像美は見事な物があった。
最近この手の自然美の追求はTBSの良さを現していると共に、
まさに中国向けに挿入された富士山のサービスカットという
印象もある。

遺体の捜索だけでなく、家族を守る井原家の次男としての
活躍を見せていくのだろうから、兄としての役割も今後どの
ようにして発揮されるのか。

今回のエピソード自体は無縁仏や旅死亡人に対する説明付を
行いたかった意図もあるのだろう。時々フジテレビなどで、
旅死亡人を追跡レポしたりするのを見ていると、その人隣の
人生が現れてきて、嫌でも複雑な思いにさせられる。

心臓をくれたドナー、レシピエントの間で、接触するのは
可能なことなのか難しい物があるけど、被害者が悪い人には
見えなかったので、サプライズ感は感じなかった。

真人と優樹のやりとりは一話目からして、息はぴったりだっ
たので安心して見ていられる。早くも愛称で呼んでいるくらい
だし、互いに恋人の件で意地の張り合いをしている辺りは
可愛らしいね。恋愛に関しては、全ての兄弟がその関係に
悩んでいる様な感じの流れにも見えるので、どう料理していく
のか。

井原真人 …… 山下智久 (井原家の次男)
井原健人 …… 反町隆史 (井原家の長男)
井原晴香 …… 前田敦子 (井原家の長女)
井原隼人 …… 知念侑李 (井原家の三男)
井原桃子 …… 大野いと (井原家の次女)
井原浩太郎 …… 蟹江敬三 (井原兄弟妹の父。葬儀屋「井原屋」
の3代目店主)

坂巻優樹 …… 榮倉奈々 (警視庁高円寺署・刑事)
田中英輔 …… 大友康平 (井原屋の従業員)
岩田逸郎 …… 山崎努 (警視庁の元刑事)
長峰潤 …… 水上剣星 (警視庁高円寺署・刑事)
村内弥生 …… 橋本真実 (仕出し弁当店店員)
水野可南子 …… 岡本玲 (隼人の恋人)
香川夕子 …… 磯野貴理子 (井原屋がある商店街の花屋を経営)
川原達法 …… 黄川田将也 (桃子の担任教師)
木野原義男 …… 塩見三省 (警視庁高円寺署・刑事)


倉木陽一郎 …… 玉森裕太 (被害者)
友也 …… 藤本哉汰 (栄司を父のように慕う少年)
谷沢怜奈 …… 杏 (サックス奏者)
佐藤 …… 峰竜太 (写真店)
青木 …… 村松利史 (漁師)

森山栄次、間宮祥太郎、橋爪愛 


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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