最高の人生の終り方 〜エンディングプランナー〜 (2012年1月期・TBS・木曜22時枠) 脚本：渡辺千穂 プロデューサー：伊與田英徳 演出：石井康晴 他 http://www.tbs.co.jp/saikou-no-jinsei/

第5話 ２つの指輪〜弟の恋兄の秘密
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三男・隼人が町中でナイフを振り回したとして警察に捕まる。
隼人は因縁をつけられ巻き込まれただけであり、ナイフも
相手の物だと主張する。真人たちは先日も怪我して帰って
来たこともあり何を隠しているのかと問いつめるが、何も
話そうとはしなかった。

今回は三男・隼人が抱えている問題に対して、真人たちが
積極的に関わっていく物語だった。

弟の事なので真人が関わるべき理由は存在しているし、
隼人が金に関して何らかの事情を抱えて居るであろうことは
比較的前の段階から提示されているものの、正直金が無い
実家の事情が嫌で反抗しているのかと思っていた。

ドラマとしては葬儀屋稼業以上に兄弟との関わり合いが重要
になってきて、人の死という共通点こそあるけれど、葬儀屋
としての活躍は今回は殆ど感じられなかった。

どの人物も嫌な性格をしているけど、それなりに成長していく
のに対して、桃子だけは群を抜くほどの嫌な性格をしていて、
未だに慣れないような、ちょっぴりクセのある役割を果たして
いる。晴香との争いに於いても実に、とげとげしいまでの
主張を繰り返しているが、それだけ姉が優遇されてきたであろ
うこれまでの人生と、現状に於ける恋愛関係がストレス
として彼女の性格をひん曲げているのかな。

よくよく考えてみると、どの人物を眺めてみてもドラマとし
てのベースには恋愛関係による悩みが存在しているな。

四人で同じ部屋で眠る姿は微笑ましいものが有ったけど、
そういう流れを形成するのも全員が問題を解決したときに
行っても良いのかも知れない。