ステップファザー・ステップ (2012年1月期・TBS・月曜20時枠) 原作：宮部みゆき「ステップファザー・ステップ」（講談社文庫 ） 脚本：篠�ｱ絵里子、徳永友一、国井桂 音楽：瀬川英史 演出：新城毅彦、山下学美 プロデューサー：渡辺良介、八木亜未 http://www.tbs.co.jp/stepfather/

第2話 ドロボウ、ついにパパ契約!! 白骨遺体の正体は…!?
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怪盗キングは双子の宗野との約束の為に、学校に行くが
その際に、双子の父親だと担任の灘尾麗子の前で語ってしまう。
双子はそれを機に、弁護士・柳瀬に依頼して、"俺"とステップ
ファザー契約を正式に結びたいという。その中には、不法行為
は一切禁止という条項があり、それを知らなかった俺は
見事、柳瀬にしてやられる形で契約を結ばされることになる。

半ば強引に柳瀬が子供達と俺のステップファザー(義理の父親)
契約を結んだ格好だが、断ろうとすれば断れるので、俺様の
中にも、放っては置けない心情が含まれているのだろう。

親は居なくても子は育つとする俺様的発想は、もちろん実生活
上の自分の身の上から来たもので、過保護なまでに関わり合お
うとしてくる灘尾麗子先生とのやりとりは、立場的な対比とし
ても興味深くなかなか面白い。

ガサツに育った割に、俺様が子供の気持ちを考えて、父性を
発揮して行くであろう事も今後は出てくると思うので、
当面は子供達との距離感を保ちつつ、いざというときには
子供達を助ける流れが存在していくのかもしれない。

今回はいきなり湖からカップルの白骨遺体が発見される。
泥棒稼業が出来ない状況の中で、俺様がやることと言えば、
その遺体が誰なのかを探ることくらい。

この遺体の真相の解明をステップファザー契約を満了させる
為に動いているとは考えづらいが、それでもちょっとしたミ
ステリー的展開は悪くは無いし、程よい加減のドラマが描かれ
ているかな。

俺様が自分を犠牲にして、自分の浮気で妻が出て行った事に
するところなど、そう説明する事がベストな選択だったとは
いえ、契約を履行する為に嘘をついていく所など、俺様の
性格を垣間見られる話ではある。