ステップファザー・ステップ (2012年1月期・TBS・月曜20時枠) 原作：宮部みゆき「ステップファザー・ステップ」（講談社文庫 ） 脚本：篠�ｱ絵里子、徳永友一、国井桂 音楽：瀬川英史 演出：新城毅彦、山下学美 プロデューサー：渡辺良介、八木亜未 http://www.tbs.co.jp/stepfather/

第11話 衝撃と号泣のラスト１６分！！
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双子の父・正雄の事を調べていると、部屋からは暮志木市に
ある小原美術館の入場券が何枚もある事に気がつく。
果たして正雄と美術館の関係は何なのか。

贋作騒動に乗じて人の心を捉えればそれは全て本物だ
という流れに対して、ニセパパである俺と双子の関係を
引き合いに出していく内容だった。

ドラマとしてはそれなりに面白かったとは思うのだけど、
やはり偽物の親はいつまで立っても偽物であり、本物は超えら
れないという状況の中で、どっち付かずの内容だったようにも
思う。

そもそも事務所の存在を知っている双子故に、俺との別れが
永遠なものになるという感じもしてこない状況があり、泥棒
稼業を廃業するかどうかもよく分からない最後だった。
泥棒をしてきた事に対する懲罰的展開もなく、ドラマの途中の状況
の中では自首するとまで言っていたのに、結局グダグダの流れで
処理されてしまった感じだ。

俺自身の心の変化が、一話の段階から既に多く現れすぎて
いる辺りも不利な感じがするし、子供達のリアクションも一話の頃から
殆ど変わらず存在しているので、あまりシナリオ上の妙味に繋がって
いない所があったのが残念。