東京全力少女
(2012年10月期・日テレ・水曜22時枠)

脚本 - 伴一彦
音楽 - 小西康陽
演出 - 久保田充
プロデューサー - 次屋尚、藤井裕也
チーフプロデュース - 大平太
主題歌:「恩知らず」中島みゆき

http://www.ntv.co.jp/tokyo/





第3話 父の愛情を奪う最強のライバル出現!
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麗は父親との共同生活を通して、これまでの離ればなれで
暮らしていた時間を取り戻そうとすると同時に、父親の事を
幸せに導こうと考え、自分がそのお膳立てをすべきだとして
行動を起こす。
父親に近づく女性の本性を暴き出して行くが・・・

どうでも良い事だけど、このドラマの中で麗が行動を起こす
時のBGMのイントロ部を聞いていると、オールナイトニッポン
のテーマ曲「Bitter Sweet Samba」を思い出させるな。

ドラマは、親子の絆というものを取り戻すべく行動している
感じの麗。
麗だけがそれを求めているのではないかとするこれまでの
展開だったが、今回ようやく父親側の心情も垣間見られて、
娘に対する気持ちというものも現れ始めた感じ。

近づきすぎる関係というのは、時として相手の気持ちが分から
なくなるもの。
麗の行動がナチュラルに父親の気持ちを引き出し、これまで
騒がしくしていた娘が突然一夜にして身を引いてしまった時の
相手の気持ちの揺らし方に無理が無く、面白く段取りをつけて
物語を構成していたと思う。
ただこの手の気持ちの揺さぶりも展開としては、もう少し、
相手に自分の存在感を分からせてからの方が良いのかなと思う。

奥野との関係に於いて、父とは無関係だと思わせたり、また
偶然の一致とはいえ、静岡の浜松繋がりを使って関係性を
臭わせたり、またブランコでのエピソードを通して、それを
確信させようとしたりして、疑惑を興味深く引き立たせる。

麗の良さは、どんな場面に於いても段取りを省いて接近して
しまう唐突感に有ると思う。
今回の展開の中でも、麗は突然奥野の前に歩み寄ると、いき
なり"私は涼太の義理の姉"だと語ってみたり、華子の件でも
舌足らずなまま留守電に謝罪の言葉を吹き込んでみたりと
行間を抜いていく麗行動がほほえましくもある。

しかし現在父と奥野がつきあっているという事実は存在して
いるのかな?

佐伯麗 …… 武井咲 (19歳、父は生きていると聞かされる)
幼少期の麗 …… 豊嶋花
玉川大輔 …… 三浦翔平 (24歳、無職)
芹沢華子 …… 比嘉愛未 (26歳、モデル)
奥野冬 …… 市川由衣 (26歳、スポーツジムのインストラクター)
久保はるか …… 森カンナ (24歳、CLUB「シャコンヌ」のママ)
下山浩次 …… 青木隆治 (31歳、CLUB「シャコンヌ」のマネージャー)
佐伯さゆり …… 堀内敬子 (43歳、麗の母)
玉川重輔 …… 温水洋一 (48歳、大輔の父親、カフェ、シェアハウス)
玉川美香 …… 志村玲那 (17歳、妹)
桜井弘一 …… 塚本高史 (30歳、鈴木のアシスタント)
鈴木卓也 …… 渡部篤郎 (45歳、人権派な弁護士)
山本ゆかり / オドバル …… 渋谷飛鳥 (22歳、麗の高校時代の先輩)
ヘンリー …… 渡辺邦斗 (28歳、カナダから来たモデル)
ジョアンナ …… ローランス由美 (25歳、フランスから来たアニメ)
河辺容子 …… 内藤理沙 (23歳、冬と同じスポーツジムで働く)
桜井ひとみ …… 酒井彩音 (4歳、桜井弘一の一人娘)
奥野涼太 …… 松田知己 (冬の息子、ひとみと同じ幼稚園)

泉晶子、山崎画大

森喜行、田村研作、二階堂辰太郎、えんじ則之、奥野正明、
持田加奈子

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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