東京全力少女 (2012年10月期・日テレ・水曜22時枠) 脚本 - 伴一彦 音楽 - 小西康陽 演出 - 久保田充 プロデューサー - 次屋尚、藤井裕也 チーフプロデュース - 大平太 主題歌：「恩知らず」中島みゆき http://www.ntv.co.jp/tokyo/

第9話 父親は遠くにありて想うもの？
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麗は父親が自分の事を必要としていないと感じて、実家に戻る
事にする。何も言わずに姿を消した娘の事を父・卓也は必死
に捜していくことになるが・・・

ドラマでは親子の綱引きが行われる話で、父親の幸せの為に
動くドラマよりもドラマらしい一面が見られる話だった。
その分、麗らしさというものは影を潜めてしまったところは
残念ではある。

今まで一方的に娘が父親に世話焼きをしていたけど、この
機会に娘に対する父親の気持ちというものを描いた話でなかなか
面白かったのではないか。

聞き込みをしていく中で、少しずつ娘が求めているものが
明らかになったり、何処に行ったのかが分かっていく段取りも
悪くなかった。

娘を迎えに行くのか、病院に行くのかの選択に迫られる辺り
もドラマとしては定番なものだし、仲介に入る華子の役割も
また面白く出来ていた。
そして何よりも娘の為には実家まで訪れる父親に対して、妻が
嫉妬する辺りもまた良かったね。

流れからすればさゆりとの関係が元通りになっていくのかなと
思う所が有るけど、華子と麗の関係もまた良い感じで推移している
のでなんとも複雑。ただ大輔と麗の関係に於いては、ちょっと大輔
がフラフラしすぎているので、都合良く麗を愛しているといっても、
説得力は皆無だな。

どこぞのドラマのコラムニストさんが書かれていたけど、
武井咲さんの演技力はまずまずで、出演しているシナリオも
それなりに面白いのに、何故か視聴率が伸びないという不名誉
な事態が出始めている事が指摘されている。
マスコミへの露出度が高すぎるというのも問題なんだろうね。