都市伝説の女
(2012年4月期・テレ朝・金曜23時枠)

脚本/後藤法子
音楽/池頼広
演出/星野和成、塚本連平、秋山純
プロデューサー/横地郁英、遠田孝一、八巻薫

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第4話 高尾山…パワースポットの伝説!!禁断の愛で死んだ高校教 師!?
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休日、天狗がいるという高尾山に足を運ぶ月子と勝浦。
勝浦はデートだと浮かれるが、月子からはこの山には天狗が存在
するのだとしてそんな浮かれた人とは登山したくはないと言わ
れる。
そんな中、そこからすぐ近くの天括村で男性の首つり遺体が
発見され、その近くには亡くなった男性の子供がいて、当時の
記憶のすべてが失われているのだった。

デビット伊東さんが出てきた時点で、犯人の確率80%だなみたいな
雰囲気が流れた今回のドラマ。

亡くなった男性は果たして自殺したのか他殺されたのか。
調べていくごとに被害者の光弘の人間性が浮かび上がり、
天狗様の罰だとしていた流れも一気に風向きが変わり、うまい
こと方向転換していくものがあった。

冒頭、天括村なんて看板をみたときには、完全にトリック
ぽさがプンプンしたけど、そこまで奇抜な世界観はなく、都市
伝説と現実の事件の流れの融合が見事なまでに調和した感じの
バランスの良さを感じるものがあった。

月子の行動の中に女性の武器を使っているにもかかわらず、
邪念とか嫌みっぽさが全くなく、奇抜な主張をしていたりする
中でもとてもさわやかさを感じる。
同姓から嫌われがちな長澤まさみさんだけど、このドラマはす
んなりと受け入れられる所があるのではないか。

ドラマ自体は3年前の事件の真相を解決することで自然と流れが
解決に向かうというもの。それだけに3年前の犯人を裏付ける
物証が今になって出てくるというのは正直かなり違和感があり、
光弘が殺された当日の目撃証言も含めてかなりの後付け的状況
が用意された感じは否めない。

しかし謎の老人・小栗さんの使い方とかうまかったし、形状
記憶男の勝浦の使い方なんかもとてもうまいものがあった。

音無月子 …… 長澤まさみ (警視庁捜査一課、丹内班の刑事。25歳)
勝浦洋人 …… 溝端淳平 (警視庁鑑識課員。24歳)
丹内市生 …… 竹中直人 (警視庁捜査一課刑事。52歳)
柴山俊也 …… 平山浩行 (警視庁捜査一課、丹内班の刑事。33歳)
郷原祐一 …… 宅間孝行 (郷原班チーフ。40歳)
安藤満 …… 良知真次 (警視庁捜査一課、丹内班の刑事。28歳)
音無都子 …… 秋月成美 (月子の妹。19歳の大学生)
細江真由 …… 小林優美 (警視庁交通課の婦警。26歳)
板倉由希美 …… 篠原真衣 (警視庁交通課の婦警。26歳)
岩田洋子 …… 安藤玉恵 (警視庁捜査一課、丹内班の刑事。36歳)
渡辺正康 …… 菅原卓磨 (警視庁捜査一課、郷原班の刑事。29歳)
秋山信二 …… 辻修 (警視庁鑑識課員。勝浦の上司。39歳)
武重治 …… 伊武雅刀 (警視庁副総監。57歳)
小栗龍太郎 …… 宇津井健 (月子の前に現れる謎の人物。75歳)


国枝照夫 …… デビット伊東 (高校教師)
大久保千明 …… 荻野目慶子 (妻)
大久保光弘 …… 三上市朗 (夫、高校教師)
大久保順 …… 平松來馬 (息子)
佐々木梢 …… 岡本紗里 (3年前ラブホテルで殺された女子高生)
戸山理沙 …… 新川優愛 (大学生、梢の親友だった)

藤井京子、松井武士

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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