運命の人
(2012年1月期・TBS・日曜21時枠)

原作 - 山崎豊子「運命の人」(文藝春秋刊)
脚本 - 橋本裕志
音楽 - 佐藤直紀
演出 - 土井裕泰、吉田健ほか
プロデュース - 瀬戸口克陽

http://www.tbs.co.jp/unmeinohito/





第4話 暴かれた関係
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社進党議員・横溝が約束を破り機密文章の存在を国会で明らか
にした事で、流出元を調査した結果、亮太と昭子の存在が発覚
する。警視庁では亮太を参考人ではなく被疑者として逮捕。
しかし亮太はあくまでニュースソースを守るためにも黙秘権を
行使するとして一歩も譲らなかった。そんな亮太と昭子の事を
新聞各社も国民の知る権利を侵害させる不当逮捕だとして、
紙面を使って亮太たちを擁護するキャンペーンを張るが・・・

警察、そして検察、更には昭子の弁護士までもが囚人のジレン
マを巧みに利用したような形で、亮太と昭子の主張を切り裂き
上手いこと有利な展開に持ち込もうとする。

この件を通して誰が得したのか、そして損したのか。
幸せなのはどちらの方なのかなど、拘置所という異常な環境の
元でささやきかけていく辺りのいやらしさを感じる。

ドラマとしてはそれぞれの立場の人間が、それぞれの自分の
仕事をしたって感じの話で、別段意外性が有った訳ではない。

ただ密かに情を通じたとする部分に於いては、言い回し的にも
相当曖昧な物があり、政治家たちがよく使うような玉虫色の
表現であり、上手いこと世論を有利に回そうとする検察や
政治家の思惑が見え隠れしていそうな感じ。
証明するのも反証するのも難しい部分だし、結局曖昧な感情
が、国民の判断を大きく狂わせる要素にもなりえるもので
恐いね。

弓成亮太 …… 本木雅弘 (毎朝新聞)
弓成由里子 …… 松たか子 (妻)
三木昭子 …… 真木よう子 (外務省・事務官)
山部一雄 …… 大森南朋 (読日新聞)
佐橋慶作 …… 北大路欣也 (総理大臣)

毎朝新聞
司修一 …… 松重豊 (政治部長)
清原了 …… 北村有起哉 (政治部記者)
金田満 …… 遠藤雄弥 (政治部記者)
萩野孝和 …… 梶原善 (整理部デスク)
恵比寿史朗 …… でんでん (販売部長)
荒木繁 …… 杉本哲太 (政治部記者)
仲村明 …… 笠原秀幸 (政治部記者)
久留聡一 …… 吉田鋼太郎 (主筆)

外務省
安西傑 …… 石橋凌 (外務省経済担当審議官・亮太と同郷)
山本勇 …… 小松和重 (事務官)
林外務次官 …… 石丸謙二郎

弓成家・八雲家関連
弓成正助 …… 橋爪功
弓成しづ …… 吉村実子
弓成洋一 …… 今井悠貴
弓成純二 …… 山崎竜太郎
八雲泰造 …… 山本圭 (由里子の父)
八雲加世 …… 高林由紀子 (由里子の母)
青山芙佐子 …… 柴本幸 (由里子の妹)
青山みな …… 甲斐恵美利 (芙佐子の娘)
鯉沼玲 …… 長谷川博己 (由里子の従兄弟)

三木家
三木琢也 …… 原田泰造 (元外務省職員、病気で退職)

弁護士
大野木正 …… 柳葉敏郎
坂元勲 …… 吹越満 (昭子を弁護)

週刊誌記者
鳥井裕三 …… 斎藤歩
松中雄也 …… 眞島秀和

政治家
横溝宏 …… 市川亀治郎
愛川輝一 …… 大和田伸也 (外務省)
曽根川靖弘 …… 本田博太郎
田淵角造 …… 不破万作 (自由党・幹事長)
福出赳雄 …… 笹野高史 (外務大臣)
小平正良 …… 柄本明 (自由党・小平派会長)
吉田孫六 …… 升毅 (外務省・アメリカ局長。)
川崎一郎 …… 奥田達士 (外務省・北米第一課長)
鈴森善市 …… 田窪一世 (自由党総務会長)
横溝宏 …… 市川亀治郎 (社進党衆議院議員、元弁護士)

警察
十時正春 …… 伊武雅刀 (警察庁長官)
井口 …… 小市慢太郎 (捜査二課・班長)
郷田 …… 長谷川公彦 (捜査二課・課長)


森靖之 …… 浅野和之
砂川 …… ノゾエ征爾 (人事課課長)
児玉 …… 伊藤正之 (人事課課長)
高槻 …… 伏見哲夫 (弁護士)

渕上泰史、矢島健一、山本龍二、水橋研二、阪田マサノブ
日向丈、中山夢歩、森下能幸、柳東士、中野英樹、藤原新太 
朝比奈こうや

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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