運命の人 (2012年1月期・TBS・日曜21時枠) 原作 - 山崎豊子「運命の人」（文藝春秋刊） 脚本 - 橋本裕志 音楽 - 佐藤直紀 演出 - 土井裕泰、吉田健ほか プロデュース - 瀬戸口克陽 http://www.tbs.co.jp/unmeinohito/

第7話 衝撃の判決明暗を分けた結末！！
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いよいよ裁判の判決が描かれる。
裁判の争点の一つとして存在している密約取り決めの文章の
公開に関しては、山部の口添えもあり勝利は目の前に有った
が、もう一つの争点でもある、機密文章の入手の経緯に関して、
被告側と原告の意見は食い違ってしまう。
二人の関係の中に好意は存在したのかどうかが問われ、それ
の説明のために裁判では男女の関係が詳細に語られ、傍聴して
いた由里子は胸を痛めるが・・・

取りあえず政府との戦いに於いては全面勝利という感じだけ
ど、勝利しても弓成が記者として戻れないのではないかと
する状況を描くことで、ドラマとしてはまた複雑なものになり
そうだ。

ただ今回の展開を見ると、ドラマ自体はあくまで昭子との関係
に固執して描いていくような感じで、昭子が徹底的に嘘を
貫き通す中で、何処で彼女が心変わりをするのかが今後の
興味として存在するところ。

今のところ証明出来そうな要素としては、彼女が弓成に好意を
寄せていた事を証明するネクタイのプレゼントと同時に、
今の夫・三木琢也との不仲な関係を誰かが知っているのかも
知れないという所に光明を見いだせそうな感じ。また安西の
元に通っていた事もあって、事務官の山本や安西自身が、今後
も裁判が継続していくのであれば、証言人として出廷して
くれるのかどうかも気になる。

昭子が何処かで演技力の方向転換を図っていくのではないかと
思っていたけど、取りあえず今のところその辺は全く顔を覗か
せていない。

弓成の信念は立派だと思うけど、やっぱり由里子の事を考え
ると、ネクタイの存在くらいは明らかにしても良かったので
はないかという気がするね。