相棒 Season12 (2013年10月期・テレ朝・水曜21時枠) 脚本・輿水泰弘(1)、金井寛(2)(5)、櫻井武晴(3)、戸田山雅司(4)(8) 徳永富彦(6)、飯田武(7) 監督・和泉聖治(1)(2)(3)、東伸児(4)(7)、近藤俊明(5)(6)、橋本一(8) プロデュース・伊東仁、西平敦郎、土田真通 音楽・池頼広 http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/

第9話 かもめが死んだ日
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老舗料亭の庭で芸者の小鹿こと皆子が帯締めで殺害される。
皆子の馴染み客が二人いることが分かり、更に皆子について
調べていると、皆子の素行の悪さというものが発覚していく。
カイトが特命係に来るのが遅れている為に、右京としては
どういう事なのかと気になっていく。

殺し方・証拠の消し方は完全にマフィアが牛耳っていた時の
ラスベガスだな。建築中の建物の中に埋めて遺体が発見されない
ようにするとの事だけどあんな大橋の下の重石にされて
遺体は容易には掘り起こせない。大抵はその遺体が見つかって
から流れが始まるというのが定番だけど、このドラマに於いては
二名の人物が殺害されることになった。

結局この女性の新潟時代には何が有ったのだろうか。
カイトと過ごしていた小学時代の淡い思い出を完全に裏切って
しまった感じに成長していた訳だけど、小学の時の思い出はその
まま記憶として封じ込めていた方が良いのかなと思わせるものが
有って、なんとも切ない。

事件は芸者に転身したということも有って、皆子が殺害した
可能性も臭わせていた。何よりも芸者として顔を塗っている
限りでは正体が分からない。

この新潟時代のヤクザもまた東京にまで来て女性のことを探す
という辺り、どんだけしつこいんだろう。
余程この女性には、「リーガルハイ」に於ける貴和ばりの生まれ
ながらにして男性を誘惑する何を持っていたというのだろうか。

夢路役の入来茉里ちゃんがとても可愛らしく、こういう小回りの
聞きそうな情報屋がいても面白いなという感じだった。
いつまでも半玉が良いとする流れもよく分かるものだったね。

カイトが最後に見せた犯人に同情する辺りの流れはちょっと
分かりづらかった。