あぽやん〜走る国際空港
(2013年1月期・TBS・木曜21時枠)

原作:新野剛志「あぽやん」「恋する空港 あぽやん2」
脚本:関えり香、泉澤陽子
演出:堀江慶、鈴木浩介
プロデューサー:神康幸、井上潔

http://www.tbs.co.jp/apoyan/





第2話 夜の空港で大捜索!消えたハワイ客
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遠藤は本社から異動になり、成田空港支社で働く事になる。
すぐに戻る為の腰掛け的な発言をしたことで女子社員
たちに嫌われ、晴子からは10日程度で分かる程甘い仕事ではない
と指摘される。本腰を入れて仕事を覚えようとする中、遠藤に
とって嬉しい事にJAL社員の中に一目惚れするような古賀恵の
存在を見つけて仕事にもやる気が出てくる。
そんな中空港では、最終便でホノルルにいくとするリピーター
のすず子と、オフィスハート社に所属する人気タレント・
らぶりーぱふぱふが同じ時間帯に空港を利用する事が分かり、
遠藤はその対応を任される事になる。

接客に対する卒業試験的に意味合いを持たせつつ、如何に親身に
なって対応できるのかを求めたエピソード。

競合他社の客の対応を任されたりする辺りは、旅行業界の人に
してみればありがちなものとして見ていられるのだろうし、
空港に芸能人というエピソード自体も必ず空港を舞台にした
ドラマならば挿入されるべきものなのだろう。

もう少し外的要因ばかりの追求ではなく、職場内部のエピソード
を中心とした話にすれば物語に深みが出てくると思うが、どう
しても読み切り漫画のようにして、珍しいトラブルの客への
対応ばかりを描いてしまうので、やや安っぽく写るかな。

細かいチェックをする必要が無いので見ている方としては凄く
楽な感じだけどね。

一度に二つの仕事を任されるというのも物理的に無理が有るよう
な気がするし、懇切丁寧な対応を求めるのであれば、こんな無理
な仕事の請負はしないだろうし、旅行代理店として何処まで
客の対応をすべきかのボーダーを考えさせられる様な内容では
有った。

空港のヤツは融通が利かない、売り上げに無関心だとする主張、
派遣と正社員の扱いの違い(1ヶ月でセンダーからスーパーバイザー
昇格)など、ちょっぴり現状不満を唱えつつも、本社と現場双方の
事情を知る遠藤が対応に当たるという事で、その辺は期待出来る
一面が有るのかな。まぁ正直空港で営業する訳じゃないので、
売り上げ云々を言われても困る気はするけどね。

遠藤慶太 …… 伊藤淳史 (29歳、ジャルパック)
森尾晴子 …… 桐谷美玲 (24歳、センダー)
枝元久雄 …… 山本裕典 (27歳、ジャルパック)
田波浩一 …… 眞島秀和 (35歳、スーパーバイザー)
堀之内隆 …… 戸田昌宏 (42歳、スーパーバイザー)
古賀恵 …… 中村ゆり (32歳、JAL・グランドスタッフ)
藤崎桜子 …… 陽月華 (40歳、JAL・マネージャー)
須永俊和 …… 青柳翔 (30歳、本社、営業部)
岡浜美波 …… 李千鶴 (27歳、センダー)
柳沢真理子 …… 野口聖古 (25歳、センダー)
篠田 愛 …… 近野成美 (25歳、センダー)
森尾幸造 …… 大河内浩 (55歳、甘味処"森園"店主、父)
桂福太郎 …… 平賀雅臣 (55歳、成田山参道で煎餅屋)
森尾千秋 …… 宮武美桜 (17歳、晴子の妹)
森尾聡美 …… 竹中友紀子 (元センター、他界している母)
伊佐山健治 …… 二瓶鮫一 (70歳、スナックニューナリタバーテンダ
ー)
馬場英恵 …… 貫地谷しほり (30歳、センダー長)
今泉利夫 …… 柳葉敏郎 (47歳、スーパーバイザー)

春日彩菜、根岸絵美、高倉愛夢、熊田ちか、田原麻子
國井一男、縣豪紀、佐藤雅俊、原田佳奈、みなみ、毛利悟巳

野坂すず子 …… 松原智恵子 (福岡在住、東京に息子夫婦)
オガタ …… 青木さやか (オフィスハート社)
らぶりーぱふぱふ …… 最上もが (人気タレント)

三平恵子、司容熱子、井原幹雄、西岡秀記、二宮弘子

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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