あぽやん〜走る国際空港 (2013年1月期・TBS・木曜21時枠) 原作：新野剛志「あぽやん」「恋する空港 あぽやん2」 脚本：関えり香、泉澤陽子 演出：堀江慶、鈴木浩介 プロデューサー：神康幸、井上潔 http://www.tbs.co.jp/apoyan/

第3話 少年を驚かす！！輝く光の空港ショー
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古賀の誕生日を慶太は一緒に祝おうと誘うが、古賀は先日書道
の稽古で一緒だった森尾さんも一緒に呼ぼうと言われ、仕方なく
了承する。そんな中で、ジャルパックでは勤務調整のために田波
が遠藤班に入り勤務しろと今泉から言われる。
職場では暗い田波がどんな接客をするのか慶太は不安に感じつつ
当日が訪れる。そこで懸賞で海外旅行に当たったとする家族
がターミナルへとやってくるが、少年はパスポートを無くさない
ようにと、パスポート本体に穴を開けて紐をつけて首からぶら
さげているのを知り、出国は認められない事を告げる。

常識外れのヤンキー家族が起こした騒動に巻き込まれる旅行代理店
の遠藤班。4人家族の中で長男だけが出国できないと分かると
家族は長男だけを残して海外へと遊びに出かけていく。
お婆ちゃんが迎えに来るまで預かることになる。

小泉が空港職員ばかりが知る特別なデートスポットを教えてくれ
たものの、それがデートに使われず・・・
誕生日の"約束"がフラッグとなってしまい、仕事で約束を守れなく
なるというお約束の展開。
まさに冒頭からストーリーのアウトラインを固めるだけ固めて構成
されたガチガチの鉄板的エピソードだった。

特に意地悪をする悪人が居ないという事も有って、安心して見て
居られる内容で、嫌み・屈託のない伊藤淳史さんの放つ役者とし
てオーラが上手く相乗効果のようにして雰囲気を醸し出している
感じがする。

田波というキャラクターがどれだけ仕事に対して意欲を持って
いるのか。
客の気持ちに立ちつつも、駄目な事はダメだと語る姿に良い感じ
やりとりが有ったし、子供の傷つく心を癒す為に空港職員ばかり
が立ち入れる場所に連れて行く特別な思いをさせてあげるという
のもシャレた展開だけど、いかんせん深夜という事も有って、
電飾以外のシーンで特別さを感じさせないところが有ったかな。
出来れば飛行機内にも案内して欲しかったけど、イチ旅行代理店
の権限ではそこまでは難しいか。

両手に花の慶太。
ツンデレ化している晴子とのやりとりも好奇心を擽るものがある
し、程よい感じのドラマなのかなと。