あぽやん〜走る国際空港 (2013年1月期・TBS・木曜21時枠) 原作：新野剛志「あぽやん」「恋する空港 あぽやん2」 脚本：関えり香、泉澤陽子 演出：堀江慶、鈴木浩介 プロデューサー：神康幸、井上潔 http://www.tbs.co.jp/apoyan/

第6話 大好きでした…それでも僕は見送る
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遠藤は古賀と博多までラーメンを食べに来た際に、古賀から
今の仕事をやめてカナダのバンクーバーへ移住することを聞か
される。遠藤は混乱して思わずプロポーズしてしまうが・・・
一方古賀の出発する日が近づく中で、ジャルパックでは予約
したハズの客の記録が失われているとするノーレックの状態が
発生する。それと同時にレイトショウの客が二名居る事が
分かる。

夢を後押しするものの存在が描かれ、それを見守るものの気持ち
に触れるという展開だった。

空港自体が旅の出発口・玄関口となっているので、ドラマの中
ではそれが夢としての出発点である事にも例えられるという事も
多い。

見送りする事に関して、見方によっては置き去りにされている感じ
がしても、また一方では色んな思いを込めて背中を押すことが
見送りだとする事で、経験者・年輪の差というものが遠藤と
今泉の間に見られたのかなという感じ。

旅立つ人は笑顔で出発して欲しいとする流れが、古賀の流れに
置いても例外ではないこととして描かれたし、古賀が学生時代
に留学した流れを以て、将来の礎にしたように、今回の客もまた
そのきっかけになる可能性が有るという事を示唆する流れで、
夢を潰さないようにしようと肩入れする辺りは、ドラマとしても
面白く出来ている。

行って欲しくはないけど成長の為には、時に旅立ちを見送らねば
ならないとする相反する流れが、ドラマとして上手い葛藤を
描いていたと思う。