ビブリア古書堂の事件手帖
(2013年1月期・フジテレビ・月曜21時枠)

脚本:相沢友子、岡田道尚
演出:松山博昭、宮木正悟、長瀬国博
プロデュース:小原一隆、藤野良太
主題歌:E-Girls「THE NEVER ENDING STORY」

http://www.fujitv.co.jp/biblia/index.html





第10話 江戸川乱歩!?
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栞子たちは古書に関する相談があるといわれ、連絡のあった
来城慶子の家を訪ねる。すると姉の慶子は喉頭がんで声帯
を取った為に話が出来ず変わりに妹の邦代から話を聞く。
すると姉は江戸川乱歩マニアだとして蔵書を見せてもらうと
栞子は大人向けの江戸川乱歩の著書がすべて揃っていることに
気がつき感動する。そんな中、実は姉の夫が江戸川乱歩の
ファンであり去年のクリスマスに急死してしまったが、その
夫が姉に残したプレゼントが金庫の中に入っているが、
開けることが出来ないのだという。旧日本軍の特注品で、
鍵と四桁のダイアルナンバー、そして暗証番号が必要である
とのことで、開けることが出来れば、江戸川乱歩の蔵書を
売ると約束するが・・・

高樹澪さん、久しぶりに見た気がする。
wikiを見ると病気を患っていたみたいで、ドラマの役では喉頭ガン
だけど、この役所がある意味ハマり役だったのかなと思う所も
有った。

さて今回は、江戸川乱歩を扱ったもの。
正直江戸川乱歩でなくても十分成立する物語だった気がするし、
本の内容にかぶせた物語というよりも、それを読んだ人の
事情なり、江戸川乱歩の紹介VTR色が強かった。
そしてその後に繋がる、栞子と母親の物語の前振り的流れが
有った。

証拠として利用されるものも、改訂内容を指摘するものでこれ
までにも利用されたものが有って目新しいものは無かったし、
金庫の件は次週に持ち越し。

金庫の謎を愛人として存在していた慶子に解かせるというのには
ちょっと無理がある内容だったし、今回のドラマは慶子に向けら
れたものではなく、明らかに自分の娘である直美に向けられたもの
だったので肩透かしにあった感じだった。

少年探偵団が引き合いに出されたということで、ドラマの中でも
まるでシナリオが引用されていないわけでは無かったけど、
それでもちょっとこれまでの流れに比べると面白さが無かった
気がする。大輔なんて居ても居なくても関係無くなってしまって
いるしね。

篠川栞子 …… 剛力彩芽 (ビブリア古書堂・店主)
五浦大輔 …… AKIRA (ビブリア古書堂・アルバイト)
笠井菊哉 …… 田中圭 ("笠井堂"・店主)
藤波明生 …… 鈴木浩介 (甘味処"Cafe 甘庵"・店長)
横田奈津美 …… 北川弘美 (甘味処・店員)
篠川文也 …… ジェシー (栞子の弟)
篠川智恵子 …… 安田成美 (母、写真のみ、10年前に失踪)
小菅奈緒 …… 水野絵梨奈 (文也の同級生)
佐々木亜弥 …… トリンドル玲奈 (甘味処・店員)
橋本さやか …… 内藤理沙 (甘味処・店員)
五浦恵理 …… 松坂慶子 (大輔の母)
志田肇 …… 高橋克実 (せどり屋)

井上太一郎 …… 佐野史郎 (ヒトリ書房店主)
来城慶子 …… 高樹澪 (明の愛人、喉頭ガンの手術)
田代邦代 …… 松田美由紀 (慶子の妹)
鹿山直美 …… 横山めぐみ (明の娘、井上と幼馴染み)
鹿山明 …… 須永慶 (乱歩コレクター、政治学者)
義彦 …… 名高達男 (長男、明の息子、明文大学学長)
幼少期の直美 …… 小山心優
幼少期の井上 …… 梅澤宜雄

野間洋子、町田桐生、梅澤宣雄、川嶌英文、小西雄

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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