DOCTORS2 〜最強の名医〜
(2013年7月期・テレ朝・木曜21時枠)

脚本 - 福田靖
音楽 - 林ゆうき
演出 - 本橋圭太、猪原達三
第2シリーズ - B'z「ユートピア」

http://www.fujitv.co.jp/galileo/index.html




 

第2話 母子ともに救えるか超絶オペが始まる!!
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相良の工作によって、病院が融資を受ける条件の中に、堂上総
合病院の医院長が人格に問題のある卓ではなくたまきである
事とされたことで、引退を考えていたたまきは病院を再び運営
することになる。卓に対してアナタに必要なのは人格だと
することで、卓は人格とは一体何かを求めていく。
そんな折り、病院には佐々井が執刀した80歳過ぎの高齢の患者
が手術中に急変して死亡してしまう。患者の家族から医療過誤
の可能性を責められた佐々井は思わず、魂は生きていると
誤魔化した為に、遺族は不審を覚えて医療訴訟を起こそうと
して弁護士を立ててくる。

今回のシーズン2の始めの前提として、この病院の医師たちは
技術的には問題が無いが性格に難儀があるという事を示して
いる為に、今回の佐々井の問題を通して、この病院の問題点を
象徴的に描いたものだった。

執刀中に問題はないが、医師としての横柄な態度を悔い改める
ようにして、相良がコントロールするのも悪くは無い。
相良は医療訴訟が起きても佐々井に執刀中のミスが無かった
ことは確信を持っていたのだろうし、それだからこそ、弁護士
相手にも塩を送るようすることで、上手い事佐々井に対して
患者への対応の問題点を間接的に指摘させたのだと思う。

更に一方でこのドラマの大敵でもある、卓ちゃんの人格問題
はこの病院の医師たちの態度が横柄になる元凶でもある。
幼児用の絵本で目に付いたガンジーを人格者の師として仰い
だ彼が、必要以上に問題に関わらせずとも、今の彼に何が
足りないのかを示唆させていく辺りは相良の策士ぶりを上手く
現した感じがする。

相良の医療技術が有ってこその病院という事も否定は出来ない
が、一本芯が強くて絶対的存在が居ることで、ドラマ全体が
安心して見られるところが有るのがこのドラマの良さにも
繋がっているのだろう。問題は医療問題で相良を困らせると
いうことではなく、寧ろ人事の問題やこの病院の問題点を
指摘することにあるので、病院のことを適度にかき混ぜつつ、
相良が最後に全てフォローしてしまうというのも悪くは無いと
思う。

堂上総合病院
相良浩介 …… 沢村一樹 (外科医)
森山卓 …… 高嶋政伸 (外科医)
宮部佐知 …… 比嘉愛未 (看護師)
相原亜美 …… 黒川智花 (看護師)
渋谷翔子 …… 滝沢沙織 (製薬会社MR)
高泉賢也 …… 敦士 (外科医・森山派)
佐々井圭 …… 正名僕蔵 (外科医・森山派)
段原保 …… 尾崎右宗 (外科医・森山派)
千住義郎 …… 斉藤陽一郎 (外科医・森山派)
田村戸紀子 …… 宮地雅子 (看護師)
吉川みずき …… 阿南敦子 (看護師)
中村恵 …… 下宮里穂子 (看護師)
桃井正一 …… 小野武彦 (事務長)
皆川和枝 …… 伊藤蘭 (内科医)
堂上たまき …… 野際陽子 (院長)
ナナ …… 伊藤久美子 (キャバ嬢)
高泉芙美 …… 遠野あすか (高泉の妻)
松下萌 …… 藤原令子 (21歳、新人看護士)

田口寛子、羽村純子

江里口 加奈 …… 大河内奈々子 (36歳、妊娠17周目で後腹膜腫瘍を発症)
梅沢 忠彦 …… 中丸新将 (医療訴訟の専門家・弁護士)
小早川 啓一 …… 林泰文 (堂上総合病院産婦人科医)
加奈の夫 …… 近藤公園 (母胎を優先して欲しい)

矢嶋俊作、神道寺こしお、酒井康行、本上のぞみ

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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