DOCTORS2 〜最強の名医〜 (2013年7月期・テレ朝・木曜21時枠) 脚本 - 福田靖 音楽 - 林ゆうき 演出 - 本橋圭太、猪原達三 第2シリーズ - B'z「ユートピア」 http://www.fujitv.co.jp/galileo/index.html

 第4話 衝撃告白！！ベストセラー作家が緊急入院
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森山はテレビでセレブの患者の胃がん手術を成功させた
というニュース報道に触れる。名前は盛山卓郎という、自分
と似たような名前の医師で、北部大学病院の医師だと知り、
大学病院に対する嫉妬、そして自分と似たような名前の
医師がマスコミに騒がれていることに不満を述べる。
そんな中、堂上総合病院にも、鈴木二郎という男性が背中の
痛みを訴えて運ばれてくる。なんと彼は人気ベストセラー
作家だという事を知り、卓は自分が担当することになるが、
相良からは鈴木は新しい小説の題材を病院で探していて、
リサーチしているとの話を聞く。

如何にして相良が間接的に森山のことを調教していくのか。

人格者として卓の事をどうしていく事が医院長としての器に
見合う人物となるのかを描いて来た訳だけど、ここに来て、
それには限界が有るとする人物を登場させることで、今後の
期待を滲ませた格好だった。

医師として患者の私生活に関わることへの限界さを示しつつ、
それでもその限界を破る行動の中に、卓の奇異さと相良の
策士ぶりが見て取れて面白い部分である。

結果的に卓が良い人に見られる訳だけど、本質的に良い人に
変わっている訳では無いので、その辺もまた上述した相良の
本音へと繋がっていくのかも知れない。

二つの患者をどう利用して行くのかと思ったけど、相良が
医師としての守秘義務を破った背景には、相良の鈴木二郎と
いう人物を熟知していた部分が有るのだろうし、その逆も然り
で、互いに人を見る目のある二人の共演は今後とも見ていたい
なと思わせる物があった。

渋谷の使い方、佐知の使い方も上手く出来ているね。