DOCTORS2 〜最強の名医〜
(2013年7月期・テレ朝・木曜21時枠)

脚本 - 福田靖
音楽 - 林ゆうき
演出 - 本橋圭太、猪原達三
第2シリーズ - B'z「ユートピア」

http://www.fujitv.co.jp/galileo/index.html




 

第9話 最強の名医前代未聞の合同オペ!!いざ最強決戦!!
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内科医・和枝の元に足のむくみを訴え、時々心臓に痛みを
覚えるとする患者・奈加子がやってくる。
20歳の時に盲腸、35歳の時に胆石、10年前には子宮筋腫で
全摘しているという女性だった。肝臓にステージ3の腫瘍が見
られるが、骨盤内血管にも腫瘍があることが発覚。元々子宮筋腫
を患った際に、全摘したものの小さな腫瘍が既に転移していた
可能性が高く、現在では心臓にまで達しているという。
治療には相当な技術が必要だとするが・・・

ちょっとここまで転移してくると根治は無理じゃないのって感じの
患者だったけど、上手く回復させていく過程を通して、民間病院と
大学病院の連携と、医学界に於ける革命、そして未来像を
見せられた感じのする話だった。
大学病院にこそ最高の医療があるのではないかとする医師たちの
劣等感やおごりみたいなものを面白く打ち破っていくことで、
また一歩、堂上の地位も上がっていったのかなと思う。

最終話ということで、視聴者が期待しているのは、
相良が院長にこだわる理由、そしてこの病院にこだわる理由、そして
卓自身が院長の座になるにふさわしい人物として成長できるのかどうか
という事だった。

相良が必ずしも院長にはこだわっていないことは明らかだったので、
皆川に真相を語る際のインパクトに欠けるところが有ったのが
唯一残念だったし、卓の性格が変わるという流れが早急過ぎる
部分が有ったのも事実だが、結局患者に寄り添う医師になったと
見せかけつつ、実際には病名さえも知らなかったとする辺りが
卓らしいところだったのかも。

Dr.HOUSEでハウスのチームが解体された後に、また新たなチーム
を結成すべく色んなところから寄せ集めたように、形は違えど
新たなチーム森山を患者らとの関係性に大胆に変更させたところも
ストーリー的に上手く構成されていたし、何よりもスキルアップ
させる為にそれぞれに意識改革だけでなく、実際に別の病院で
学ぶという一つの方法論を提示出来たところもまた、興味深く
写ったところ。

卓だけでなく松田が相良にしてやられた感じにも思えたけど、
松田の中の欲望も良い感じで医療改革に向けた野心が存在するので
シーズン3に向けて上手いネタふりになっているのではないかな。

堂上総合病院
相良浩介 …… 沢村一樹 (外科医)
森山卓 …… 高嶋政伸 (外科医)
宮部佐知 …… 比嘉愛未 (看護師)
相原亜美 …… 黒川智花 (看護師)
渋谷翔子 …… 滝沢沙織 (製薬会社MR)
高泉賢也 …… 敦士 (外科医・森山派)
佐々井圭 …… 正名僕蔵 (外科医・森山派)
段原保 …… 尾崎右宗 (外科医・森山派)
千住義郎 …… 斉藤陽一郎 (外科医・森山派)
田村戸紀子 …… 宮地雅子 (看護師)
吉川みずき …… 阿南敦子 (看護師)
中村恵 …… 下宮里穂子 (看護師)
桃井正一 …… 小野武彦 (事務長)
皆川和枝 …… 伊藤蘭 (内科医)
堂上たまき …… 野際陽子 (院長)
高泉芙美 …… 遠野あすか (高泉の妻)
松下萌 …… 藤原令子 (21歳、新人看護士)

田口寛子、羽村純子

松田 義雄 …… 小日向文世 (西都大学病院・医学部長)
矢野倉 実 …… 伊東孝明 (西都大学病院)
大村 奈加子 …… あめくみちこ (癌)
大村清一 …… 野添義弘 (夫)
東条 賢介 …… 野村宏伸 (心臓血管外科)
諸星 貴一 …… 篠井英介 (消化器外科)
望月 …… 生田智子 (オペ室看護主任)

石井洋祐、村松利史、顔田顔彦、脇知弘、佐久間哲、今里真
中倉健太郎、大楽聡士、木村夏子


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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