ドクターX 〜外科医・大門未知子〜 (2013年10月期・テレ朝・木曜21時枠) 脚本：中園ミホ 音楽：沢田　完 演出：田村直己、松田秀知 企画協力：古賀誠一 プロデューサー：内山聖子、大江達樹、西河喜美子、池田禎子、大垣一穂 主題歌：Superfly 「Bi-Li-Li Emotion」 http://www.tv-asahi.co.jp/doctor-x_02/

第9話 手術場には、馴れ合いも、助け合いも、御意もいらない。
助けなきゃいけない病人がいるだけ
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未知子は高松の分院で筋繊維芽細胞腫の患者・村田九留美と
出会い医療施設の整う帝都医科大学病院本院での手術をする
ことを望む。その為、外科統括部長の蛭間に対して、娘の裕華
子の悪性黒色腫が転移した腫瘍を取り除く手術をする代わりに
九留美の手術の協力を求める。しかし裕華子の手術を行った
のは実際には大門ではなく近藤だったとしたことで、蛭間の
逆鱗に触れ、大門が約束を破ったので、九留美の手術は認めな
い事を告げる。未知子は頭を下げる中で、断固として蛭間は
認めない姿が有った。
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いよいよ最終話。
ちょっとここのところばたついており、ドラマ録画が溜まって
しまっているのでやっつけ的に見ているところが有る。感想を
見てもいつも以上に意味不明の文章になっているところは
少々お見逃しを。翌日に「リーガルハイ」の感想を見たら、
自分で読んでいてもワケがワカラン状態になっていて驚きました
(^o^

最終話は大門自身の変化はもちろんの事、そんな大門をこれまで
見てきた医師たちに対して変化を促した話であり、最後に笑う
ものは誰なのかということが描かれた。

どの人物に対しても、究極の二択というものを与えて、人生を
大きく左右する決断を求めるところだった。これぞ最終話の
醍醐味であり、信念は有っても変わるべきものの必要性という
ものがあるという事を示したような流れだった。

全く変わらない人、海老名が相当悲惨な扱いをされていたので
最後に火ぶたを切る役割を果たすのが彼かと思ったけど、
最後までホント変わらない姿には驚いた。
ドラマは如何に良い人を良い人に描くよりも、悪い人や憎たらしい
人を如何に描くのかにかかっているような感じがするね。

前回九留美の手術の件で取引してアメリカから医師団を連れてきた
のかなと予想したけどまるで違っていた。この病院の医師がいな
くてもアメリカの医師団が大門つながりでチームをパパっと
作ってしまうのかと思って見ていたんだけどね。

これまでこのドラマの全体のテーマとなっていた個人と組織に
対する問題に対するアンサーもまた面白く結論づけており、
結果としては良い部分を融合させる必要性があること。
名医紹介所もまた有る意味では組織だとしたり、いよいよ神原と
大門の決別かみたいな流れが有ったけど、結果的にこの人の
あくどさ以上に医師としての知識を披露して、最後まで陰の主役
とさせたところも見事だった。

近藤が苦労した経歴が有ってこその出世欲が有るのかなと思って
いたけど、実際には内部から組織を変革しようとしてのが分かる
ところなども面白い部分だった。ドラマ「踊る大捜査線」の
室井慎次みたいなものかも。

他のキャラクターも余すところなく利用してそれなりの存在感
を見せたところが何よりも上手かった。

大門を高松に向けた流れ・経緯というのがちょっと違和感が有った
けどね。