ガリレオ
(2013年4月期・フジ・月曜21時枠)

原作・東野圭吾
脚本・福田靖
演出・西坂瑞城、澤田鎌作

http://www.fujitv.co.jp/galileo/index.html





第1話 幻惑す‐まどわす‐帰ってきた変人!
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新興宗教"クアイの会"は教祖の連崎至光は、気功を変化させた
送念という概念で、人間の心から邪念を取り去る術を身につけて
いた。そんな教団の実体を取材陣がカメラを回す中で、突然
教祖は信者の一人に裏切り者が居ると告げ、取材陣の目の前で
中上という教祖の心の浄化を実践してみる。すると突然中上
は苦しみ初めて窓から下に飛び降りてしまう。
アメリカに渡る内海の変わりに警視庁の捜査一課に配属された
岸谷美砂が、内海から引き継ぎを行われる最中で、事件が起きた
事を知って、湯川と共に事件解決に向かう。

いよいよ同名ドラマの第二弾。
第二弾では、基本的に美砂は太田川と二人だけで対応していくっ
て事になるのかな。
北村さんのような核となる刑事が居ない状況の中、捜査官に目立
った人物が配置されていないところを見ると湯川教授の独壇場に
なることを見越したものなのか。

初回はよくある感じの新興宗教ネタ。
決して安っぽい感じはしなかったけれど、相変わらず突っ込み処
の多いドラマだった。マイクロ波のトリックを暴くのに、一体
何の計算式が必要なのかと。

科学者と人間のモラルの間で揺れ動くやりとりはそれなりに興味
深いものが有ったし、吉高由里子さんのセリフ回しの上手さも
加わって、湯川と美砂の新たな関係・可能性に触れたような初回
だった。同じ帝都大魂が有るのかどうかは分からないけれど、
理系と文系の性格の違いというものが面白く加味され、その性格
の違いが主張の中にも面白く現れている。

仮説は実証してこそ初めて真実になる。
自分の頭の中だけで処理せず、みんなに分かる様に説明しろと
ばかりに挑発する様が吉高由里子さんらしい奔放ぶりを感じ
させるものが有ったし、自らの身体を使ってまで実証しようと
する辺りの湯川の身体の張り方が光るモノが有った。

元町工場の娘というだけでそんなマイクロ波の放射装置が作れる
のか?みたいなところが有ったけど、送念という概念を物理的に
証明していくところなどなかなか興味深く作られていたなと。

湯川学 …… 福山雅治 (42歳、天才物理学者)
岸谷美砂 …… 吉高由里子 (25歳、警視庁捜査一課から貝塚北署へ)
太田川稔 …… 澤部佑 (30歳、貝塚北署)

内海薫 …… 柴咲コウ (33歳、オクラホマの警察署へ)
草薙俊平 …… 北村一輝 (42歳、6年前に警視庁)
栗林宏美 …… 渡辺いっけい (51歳、帝都大学の助手)
アイザック …… 安原マリック勇人 (鑑識)
間宮 …… モロ師岡 (係長)

折川圭 …… 今井隆文 (23歳・帝都大学理工学部物理学科)
宇野原達也 …… タモト清嵐 (22歳・帝都大学理工学部物理学科)
田窪荘一郎 …… 小野塚勇人 (22歳・帝都大学理工学部物理学科)
遠野みさき …… 逢沢りな (22歳・帝都大学理工学部物理学科)
上杉萌子 …… 吉倉あおい (23歳・帝都大学理工学部物理学科)

連崎至光(石本一雄) …… 大沢たかお (44歳、クアイ(苦・愛)の会・ 教祖)
連崎佐代子 …… 奥貫薫 (教祖の妻)
真島 …… 梶原善 (クアイの会・NO2)
寺屋肇 …… 伊藤高史 (クアイの会・NO3)
中上正和 …… 白倉裕二 (クアイの会・経理)
里山奈美 …… 西原亜希 ("週刊トライ"の記者)
桐ヶ谷 …… 戸田昌宏 ("守護の光明"の教祖)

前田愛、大野泰広、渡辺杉枝、天田暦、森あさみ、加藤裕、芝
本麟太郎、藤本飛龍、須田瑛斗、錦辺莉沙、新井美羽

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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