ガリレオ (2013年4月期・フジ・月曜21時枠) 原作・東野圭吾 脚本・福田靖 演出・西坂瑞城、澤田鎌作 http://www.fujitv.co.jp/galileo/index.html

第4話 曲球る（まがる）姿なき侵入者と魔球の謎！遠隔放火
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かつてMLBでも活躍した投手で昨年解雇された柳沢と宗田は
湯川が発表した論文"流体力学から見たシャトルコックの連続
運動に関する研究"を見て、現役復帰を物理学的観点から追求
して欲しいと頼まれる。そんな折り、柳沢の妻が自宅のソファー
で一酸化中毒によって亡くなってしまう。物置に置いておいた
ストーブが発火してボヤを起こしたのが原因だったが、室内に
誰かが押し入った形跡がない事が判明する。

無線で電子回路が作動するという事を証明するもの。
違法無線機がきっかけで電子回路が誤動作してしまうという
現代らしい事件・事故を取り上げたというものだった。

この手の検証・実験番組が近年バラエティ番組でも繰り返し
取り上げられているので、ネタ的にもオチ的にもすぐにピンと
くるもの(確証の萩尾調で)が有った。古いヒーターを回収する
事例も増えているし、あくまで可能性としての危険性を描いた物。

ドラマのメインはどちらかというと物理学では図れないメンタル
的概念やら不倫や愛情に対する人間の行動心理学が他人に及ぼす
影響に視点が持たれており、湯川教授の最も苦手とする分野を
指摘していくことで彼の反応を楽しむものである。

人を掌握する術に長けた湯川先生が、美砂に対して繰り返し
協力しなければ二度と捜査に手を貸さないみたいな脅迫に近い
言葉を投げかけているのが笑えた。
残念ながら栗林との絡みは減ったけど、太田川との絡みは
面白かったし、このくらいのバランスが一番ドラマとしても
奇っ怪な展開過ぎずに安心して見ていられるのかも。

ホテルのカフェテリアで働いていた田中こなつさんがとても
可愛らしい。今後とも活躍を期待したいところ。
久しぶりに物理学教授の生徒たちの姿も見られたけど、正直
生徒たちは存在感が無いな。