ガリレオ (2013年4月期・フジ・月曜21時枠) 原作・東野圭吾 脚本・福田靖 演出・西坂瑞城、澤田鎌作 http://www.fujitv.co.jp/galileo/index.html

第6話 密室る（とじる）ＶＳ女性科学者！！空白の２０分の殺人術
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山梨県のペンション近くの渓谷で殺人事件が起きる。
非番だった美砂はインターネットを通じて、女性だけの山歩き
のイベント企画に参加する。主催者はNTC製作所の研修員の
野本祐子だが、渓谷に落ちて死亡したのは同じ研究員の篠田真希
だと知る。美砂は篠田や野本などとペンションで逢っており、
当時の状況や時系列を整理して、真希が殺害されたのが、野本が
風呂のために席を外した20分の間である事を掴んでいく。

アリバイ崩し、密室トリックという殺人事件に於ける王道的
ストーリーなのだけど、ヒントが妙に少ないし、方法論もちょっ
ぴり奇抜過ぎた。事件捜査のとっかかりにこそ興味深さが
含まれていたというだけだった。

非論理的な刑事としての勘、女性としての勘と、実証主義の湯川
の構図、更には数値として現れている顔の作りに対する黄金比率
対、数値的根拠のない感覚的主観の主張の違いは確かに面白いと
思うのだけど、肝心の捜査に於いては物理学で解決するべき物語
ではなく、美砂自身の刑事としての手腕を発揮すべき物語
の中で、敢えて湯川先生を加えて構成したような感じにも思える。

1977年から発売されたビックリマンチョコのオマケのシールは
初代がどっきりシールというものがオマケとしてついており、
私はよく復刻版(2003年)を集めていたのだけど、なんだかそれを
思い出した。
東野圭吾さんもビックリマンチョコ食べてこのトリックを生み出
したのだろうな(違う)