ハニー・トラップ
(2013年10月期・フジテレビ・土曜23時枠)

シリーズ構成:渡辺雄介
脚本:山岡潤平
音楽:横山克
編成企画:太田大
プロデュース:高石明彦
監督:七高剛、日比野朗

http://www.fujitv.co.jp/honey-trap/index.html




 

第2話 衝撃本格サスペンス花嫁は天使か悪魔か…黒幕は誰
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悠一はなつみと結婚式直前に、突然彼の携帯に電話が鳴り、
なつみが怪しい人物であることを聞かされる。隣の部屋を
見てみろという指示が有った為になつみのバッグから鍵を
探していると、突然彼女には複数のパスポートが有り、彼の
知らない複数の顔を持っていることが分かる。それでも愛して
いる彼女との結婚式を行う中、突然式場を出た際に二人の刑事
が現れ、先日悠一を襲った人物を逮捕したので署への同行を
求められる。なつみは署にいく前にトイレに行く中で、
車に乗車している悠一に対して、そこにいる二人は刑事では
ないことを告げ逃げるよう告げる。

この手のドラマ、アメリカのドラマのネタとして散々見ている気が
するのだけど、日本のドラマの場合、脇が甘いというか、展開に
説得力が足りないというか・・・屋根伝いに逃げるシーンを見ても
何処か滑稽に見えたり、オフィスからデータをコピーするに
しても、みんなが見ている状況の中で、堂々と日下部のオフィス
に乗り込んだり・・・パソコンごと持ち帰って上司にでも提出した
方が早いんじゃないか?って感じにも思えるところが泣ける。

せめてなつみが悠一を監視していることを防犯カメラ映像を使って
監視していることを示すだけでもそれなりに説得感もあるんだけど
ね。

なつみの存在がミステリアスに描かれているのは楽しいのだけど
愛だなんだを前面に出しすぎる感じもまたハニー・トラップとは
いえ、ドラマとしてはイマイチ。
悠一自身が何かを主導していくのではなく、ただ操られてしまって
いる状況なので結局打開策も謎のメール頼みで、上司から聴取
されている時にもメールに画面を目を通すしかなかったり、
逃げるときにもやっぱりメール画面を頼りにするという妙なラグが
存在するので、もう少し主人公を魅力的に描ければ良いんだけどね。

こういう時アメリカのドラマだと元軍人だったとか、特殊工作員
とかCIA、FBIだったなんて過去が上手いこと主人公のキャラクター
設定に大きく貢献できるものがあるんだけどね。

設定として背景に韓国が関わっているのは、今時の産業スパイ
ものっぽいけど、韓国の警察署は比較的近年まで水責めによる
拷問が残っていたようなことを聞いたことがあるな。
中国では未だに有りそうだけど。

美山 悠一 …… AKIRA (33歳、総和物産)
美山 なつみ …… 仲間由紀恵 (33歳、総和物産、経理部)
小林 恭助 …… 高嶋政伸 (45歳、大洋国際特許事務所)
中川 薫 …… 内山理名 (30歳、大洋国際特許事務所)
宮原 杏奈 …… 野波麻帆 (33歳、総和物産)

日下部 秀平 …… 丸山智己 (35歳、総和物産、悠一の先輩)
穂積 宗広 …… 小澤征悦 (42歳、ミレ・パシフィック・総務部課長)
山中 塔子 …… 音月桂 (29歳、ミレ・パシフィック・総務部)
早川 由加利 …… 篠原真衣 (27歳、総和物産)
折田 忠 …… 神尾佑 (46歳、総和物産)
安藤 眞一 …… 森岡豊 (42歳、総和物産)
荒井 和人 …… 池内博之 (35歳、大洋国際特許事務所)
小野寺正隆 …… 長谷川初範 (明王大教授、悠一の父、妻・美和子)

西野大作、真鍋拓、張天翔、辛島陽一、栗田政明
中山将志、竹井洋介

田中隆三、蟹江一平、松上順也、加藤藍子、荒川真

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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