ハニー・トラップ (2013年10月期・フジテレビ・土曜23時枠) シリーズ構成：渡辺雄介 脚本：山岡潤平 音楽：横山克 編成企画：太田大 プロデュース：高石明彦 監督：七高剛、日比野朗 http://www.fujitv.co.jp/honey-trap/index.html

第6話 今夜拷問の謎が遂に判明！全て逆転の衝撃絆は本物
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

悠一はなつみとの同棲生活に未練が断ちきれないでいる中で、
安藤から折田が亡くなった事を聞かされる。不正の件で自殺
したのだろうとし、会社としてのダメージは避けられないが
グラフェンのプロジェクトに際して立ち止まるワケには
行かないとして社内一丸となって特許の出願に向けて走って
いくが・・・

今期自分が見ているのドラマの中で一番面白味を感じていない
ドラマだと思う。スパイもののドラマの中でも扱う素材は新しい
のかも知れないが、演出自体は20年くらい前のドラマを
見ている感じ。歯から取り出したチップを見た時には、牛乳を
口に含んでいたら思わず吹き出していたかも。
昔スパイドラマというと歯の中に隠すというのが定番で、インパ
クトが有ったりしたんだけどね。

情報のやりとりを巡って心理的駆け引きというのが一切このドラ
マに存在せず、結局拉致して無理矢理情報を引き出そうとする
部分しかクローズアップされない。
ハニーなトラップがまるで存在していないところも違和感が
あり、穂積が実は女だったみたいなサプライズが有れば別だけど
結局力技しか感じない。

なつみがどういう意図で近づいてきたのかに関しても、実態を
聞けばある程度納得は出来るのだろうけど、堂々巡りで
延々と生産性もなくやりとりしているばかりのドラマに感じる。

根本的な疑問だけど、これだけのプロジェクトの研究に対して、
どの人物も営業畑の人間にしか思えないのが苦しい。
注目されているプロジェクトという割りに世論も無視している
感じ。