確証 〜警視庁捜査3課
(2013年4月期・TBS・月曜20時枠)

原作 - 今野敏『確証』
脚本 - 森下直
制作 - 那須田淳
チーフプロデューサー - 橋本孝
プロデューサー - 倉貫健二郎、加藤章一、齊藤彩奈
演出 - 吉田健、竹村謙太郎、北川雅一

http://www.tbs.co.jp/sousa3/





第3話 二重の密室殺人!鍵のかかった絆と涙!
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

秋穂が3課に就任して2週間が経過。
窃盗犯係は地味だが、刑法犯の7割は窃盗であり、重要な部署
でもある。そんな中、ある街道沿いに事件が多発し、週に
起きた80件中23件は同一犯による手口だと萩尾は目を付ける。
犯行の手口とは、盗まれた家主たちも気がつかないほど
物色した形跡も残さず、また入ってきた入り口の鍵まで閉めて
いくという律儀な犯行だった。萩尾は窃盗犯は左利きである
事を突き止める中で、犯人が次に狙いそうな家を見回っていく
と、なんとそこでは密室で殺人事件が起きていた事が分かる。

窃盗犯の中でも特に人情を持って居たり拘りを持つ人物の犯行を
ピックアップしている感じのするこのドラマ。

犯罪者の傾向、ちょっとした癖の違いを見抜いていくというのは
面白いものがあるし、窃盗犯の場合複数に渡る窃盗に関わってい
る事が多いと思うので、事件全体の流れを読むとする萩尾の事件の
取り組み方も間違えていないとは思う。

犯罪の性格の違いが犯罪者の個性として表れているところは、
面白くリンクされていて納得出来る部分も有るし、窃盗係の場合
人脈なり過去の犯歴・犯罪者の傾向を如何に知っているかに
よっても捜査の幅が変わってくるので、秋穂視点で描かれつつも
何も出来ないとする展開もある意味仕方がないのかなと思う。

窃盗犯には技術が必要ならばそれを捕まえる警察官も、それ相応
の知識が必要という事も有るだろう。

今回の様に癖がありすぎる犯行故に、犯罪者を特定し易い
パターンの時にはそれなりに説得力が有り、すぐに犯罪者を
特定出来るのだろうけど、それにしてはちょっぴり樋口家を
調べる過程は出来過ぎていたかなと思う。

窃盗犯が左利きであり、半世紀以上前の錠前"ひょっとこ錠"だと
することで冒頭から犯人像を絞りつつ、盗まれたハズのネックレス
に対して否定を繰り返す夫人に着眼点を持つというのも面白いと
ころだった。

ただ毎回1課を関わらせていくというのも不自然な感じはするな。

警視庁捜査3課
萩尾秀一 …… 高橋克実 (ベテラン刑事。警部補。48歳。)
武田秋穂 …… 榮倉奈々 (所轄の生活安全課から、巡査部長。25歳。)
猪野勝也 …… 山本龍二 (捜査3課5係係長)
田村喜一郎 …… 田中完 (捜査3課・ヒゲ、ギャンブル畑)
金田 …… 植木まなぶ (捜査3課・風俗畑の捜査官)

田端守雄 …… 角野卓造 (捜査1課課長。警視正。58歳。)
菅井直隆 …… 設楽統 (捜査1課・警部補。45歳。)
佐々部淳 …… 宮原将護 (捜査1課)
苅田浩 …… 松田悟志 (捜査1課・菅井の部下)
小渕貴大 …… 柳下大 (鑑識)
友坂美奈代 …… 黒川智花 (渋谷山手署交通課巡査)
牧村シズ …… 西尾まり (警視庁生活安全部巡査部長)
弓田英子 …… 飯沼千恵子 (警視庁捜査支援分析センター巡査)
上村早苗 …… 鷲尾真知子 (警察女子寮"清風寮"、寮母)
桑名光 …… 中村靖日 (渋谷山手署刑事課)
福田大吉 …… 泉谷しげる (66歳、元泥棒。錠前破りの達人)
萩尾ゆりこ …… 中嶋朋子 (萩尾の妻。病気がち)
佐々部淳 …… 宮原将護

椎名茸ノ介、吉田紗也加

金ヶ谷雅人 …… 忍成修吾 (29歳、空き巣常習犯)
真田喜代 …… 草村礼子 (源治の妻)
樋口絢子 …… 舟木幸 (35歳、守の妻)
安川弘樹 …… 内倉憲二 (リストランテ樋口店長)
樋口守 …… ヨシダ朝 (52歳、リストランテ樋口オーナー)
真田源治 …… 中村直太郎 (躾の源治)

加藤裕月、中村直太郎、高峰関二郎

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system