鴨、京都へ行く。 〜老舗旅館の女将日記〜
(2013年4月期・フジ・火曜21時枠)

脚本:森ハヤシ、酒井雅秋、岩下悠子
演出:永山耕三
プロデューサー:手塚治、妹尾啓太、榎本美華
編成企画:太田大、高木明梨須
主題歌: 椎名林檎「いろはにほへと」

http://www.fujitv.co.jp/kamokyo/index.html





第1話 老舗旅館に春の嵐!素人女将と着物を着た悪魔たち
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京都は年間1千万人を越える観光客が訪れる場所。
プリストンホテルズ&リゾーツは、外資系コンサル会社「ワイ
ズ・コンサルティング」に、217年続いている老舗旅館の
"上羽や"の依頼をする中、旅館の女将が倒れて亡くなり、
そのチャンスが巡って来たとみるや、買収のプロ・衣川を派遣
する。一方母が亡くなった事を受けて、東大出の財務省の
官僚・上羽鴨が久しぶりに京都の地を尋ねる。
衣川から旅館のために女将は3億円の借金をしていたことを聞き
抵当権を一本化してウチに任せてくれないかと提案されるが・・

昔観月ありささんが主演した「私を旅館に連れてって」を思い出
すなぁ。伝統・しきたりが絡んでくるという意味では仲間由紀
恵さん主演のエラいところに嫁いでしまった!を思い出した
りもする。

タイトルからして、これだけ見る気を奪われるものも、ある意味
凄いし、明らかに昼ドラ的要素満載で、2時間ドラマに出て来そ
うなご当地系ドラマの臭いがプンプン。TBSの月曜20時のドラマで
取り上げそうな内容で、正直火曜日21時枠のドラマとしては
ちょっぴり違和感が有った。

冒頭での鴨と周平の立場の違う二人の京都を眺める視線の違いが
面白かったのだけど、それ以外はほぼ無難にまとめた内容だった。
エンディングまでの展開が手に取るように分かるようなドラマの
中、どの辺に面白さを見いだすことが出来るのか。

大方の対立点なんかも想像出来る中で、今一度伝統とは何か、
そして伝統と現代の融合の形というのを示してくるのかな。

正直財務省に所属しつつも片手間で旅館に携わるという
設定自体がどうにも馴染まない感じだけど、現代的感覚を持つと
同時に初回は役人とは違って節約志向の彼女が、色んな意味で
物の見方をはき違えているところなどは今後ともイライラ
させられつつ、頭の回転は良さそうなので、なんとか経営を
立て直す一つの道筋を見せて欲しいところだ。

上羽鴨 …… 松下奈緒 (28歳、財務省・予算執行企画室)
衣川周平 …… 椎名桔平 (外資系コンサル会社「ワイズ・コンサルティング」)
梅垣鈴風 …… 若村麻由美 (旅館「梅垣や」女将、女将組合・組合長)
間山紗江 …… 堀内敬子 (中居)
加茂京介 …… 大東駿介 (小物屋"まつひろ"、鴨の友人)
寺石秀 …… 高杉亘 (料理長)
峰岸鼓太郎 …… 笹野高史 (男衆)
高瀬裕次郎 …… 伊武雅刀 (外資系コンサル会社「ワイズ・コンサルティング」)
上羽薫 …… 市毛良枝 (元女将、死去)
仲代公吉 …… 松平健 (財務大臣)
塩見鞠子 …… かたせ梨乃 (中居頭)
八木飛雄馬 …… 小柳友 (料理人)
柴田優梨愛 …… 岡本あずさ (中居)
石原圭介 …… 佐野岳
渋谷敦子 …… 市川実和子 (鴨の大学時代の友人)
石黒哲也 …… 丸山智己 (財務省の先輩)

伊藤正之、関秀人、西村頼子、一木美貴子、木内義一
鈴川法子、高野由味子、高橋知代、井上剛、福井美都
あさやまりこ、松島紫代、柴田裕司、荒内悠良、毛利英二
ゴールデンボンバー

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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