鴨、京都へ行く。 〜老舗旅館の女将日記〜
(2013年4月期・フジ・火曜21時枠)

脚本:森ハヤシ、酒井雅秋、岩下悠子
演出:永山耕三
プロデューサー:手塚治、妹尾啓太、榎本美華
編成企画:太田大、高木明梨須
主題歌: 椎名林檎「いろはにほへと」

http://www.fujitv.co.jp/kamokyo/index.html





第4話 お金がない!地獄の女将デビュー戦
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いよいよ月末になり仕入れ業社、従業員たちの給与、コンサル
ティング会社への返済に迫られる。借金の返済を猶予して貰え
れば給料や仕入れ業社に払える状況の中、鴨はただでさえ
女将としての信頼が無い為に状業員たちの給与を優先していこう
とするが、いざ衣川に頼むと、なれ合いになった事から安易に
猶予する事が認められると思ったのかと問われ、返済期限に
間に合わねば差し押さえの措置をとると言われてしまう。
そんな状況の中、旅館には三人の予約客が入るが、実際には
来たのは二人だった。

女将なった鴨だが、彼女らしさを発揮してなんとか起死回生を
図るも空振り続き。寧ろ女将としてのイロハをまるで知らない
事で従業員たちから叱られる日々。
そんな状況の中で否応無しに返済は迫られ、女将としての責任を
問われていく。

女将修行はある程度必要な事だと思うのだけど、どうしても
基本的な所で右往左往ししている部分が有り、こんな事をして
いても本当に経営は大丈夫なのかと他人事ながら不安になる。
これだけの従業員が居るのに、客が少ないことに違和感しか
覚えないし・・

久しぶりにリタイア寸前まで来ているドラマなんだけど、
鴨自身の奮闘はともかく、お客の旅館に対する思いを聞かされ
ていると、憎めない内容になっている事は確かだ。

正直、先代の女将でさえ借金続きだったのに、鴨が解決出来る
とは思えない疑問しかなく、財務省の職員だとする利点も
今のところまるで提示されていない。起死回生と称して、
商売には裏技などは決して無いだろうし、逆にそれを行ってしまう
と、ドラマは嘘くさくなってしまう。
ただ鴨が来た事で新しい風というのを精神論以外のところでも
見せて欲しいところ。確かに最後になって自分のプライドを
かなぐり捨てて、身体を張って旅館を守ろうとする姿勢は見られた
ので、従業員の心象は変わったのかもしれないけど、リストラ
すべき部分もコストカットする部分も無く、結局生きながらえて
いる状態である。

嫌っていた京都の事、人間関係に暖かみを覚えていくところは
悪くは無いんだけどね。

上羽鴨 …… 松下奈緒 (28歳、財務省・予算執行企画室)
衣川周平 …… 椎名桔平 (外資系コンサル会社「ワイズ・コンサルティング」)
梅垣鈴風 …… 若村麻由美 (旅館「梅垣や」女将、女将組合・組合長)
間山紗江 …… 堀内敬子 (中居)
加茂京介 …… 大東駿介 (小物屋"まつひろ"、鴨の友人)
寺石秀 …… 高杉亘 (料理長)
峰岸鼓太郎 …… 笹野高史 (男衆)
高瀬裕次郎 …… 伊武雅刀 (外資系コンサル会社「ワイズ・コンサルティング」)
上羽薫 …… 市毛良枝 (元女将、死去)
仲代公吉 …… 松平健 (財務大臣)
塩見鞠子 …… かたせ梨乃 (中居頭)
八木飛雄馬 …… 小柳友 (料理人)
柴田優梨愛 …… 岡本あずさ (中居)
石原圭介 …… 佐野岳
渋谷敦子 …… 市川実和子 (鴨の大学時代の友人)
石黒哲也 …… 丸山智己 (財務省の先輩)

高橋知代、柴田裕司、毛利英二、ゴールデンボンバー

稲川 純一 …… 菅原大吉 (高校時代の野球部の仲間、東京へ)
織田 睦夫 …… 木下ほうか (高校時代の野球部の仲間、板前)
保田 啓次 …… 朝倉伸二 (高校時代の野球部の仲間、旅館の息子、夜逃げ)

宇谷玲、笹木俊志、前川恵美子、窪田弘和

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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