鴨、京都へ行く。 〜老舗旅館の女将日記〜
(2013年4月期・フジ・火曜21時枠)

脚本:森ハヤシ、酒井雅秋、岩下悠子
演出:永山耕三
プロデューサー:手塚治、妹尾啓太、榎本美華
編成企画:太田大、高木明梨須
主題歌: 椎名林檎「いろはにほへと」

http://www.fujitv.co.jp/kamokyo/index.html





第5話 私を満足させなさいモンスター女ご来館
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上羽やの借金の返済を巡った話合いの末に、衣川が旅館の支配
人となることで旅館に関わる事になる。そんな中で、外資系コ
ンサル会社の高瀬は京都には町全体が美術品の宝庫で、上羽や
にも多くのお宝が眠っているであろう事を想定して、衣川に
それを調べる様命令する。
一方旅館の経営としては無難にゴールデンウィークをやり過ご
したことで一段落。そんな中で人気ファッションブランドの
セリィの社長夫妻が上羽やに宿泊することを知り、気に入られ
ればその経済効果も高いとして、粗相無く対応していこうとする
が・・・

お客様は神様です。
昔からサービス産業に従事するものたちの難儀で理不尽な
訴えを体現したエピソードで、憤りを感じるものがあるのだ
けど、鴨さん自身の女将的存在が既に理不尽と化しているので
ある意味相殺されるものが有った。

本物のプライドとは何かを考えさせるもので、鞠子や梅垣の
いうプライドが本当にプライドと呼べる物なのかは、現代の
感覚では微妙なものが有るけど、従業員のことを考えると
下手に啖呵を切る訳にもいかないし、自分のプライドよりも客の
プライドを保つ事こそ大切だというところに視点を移していく
というのもある意味では納得出来なくもない。

フジテレビはフジテレビの、TBSにはTBSのドラマエピソード
構成が似通ってしまっているところが気になるね。
理不尽な土下座エピソードは先日のラスト・シンデレラ
でも使われていたし、酷い事をしていると実感させることで
相手本人の目を覚まさせるというのは決して悪くは無い。
人生のターニングポイントとなったであろう事は明らかなので、
社長夫人がこの店をご贔屓にしていくであろう姿も実感出来て
今後のエピソードにも反映される作りにすると良いんだろうけど
ね。

恋愛エピソードは完全に空振り。
特に大東駿介演じる加茂京介が寒すぎ痛すぎで見ていられない。

梅垣と衣川が先輩後半の関係だったという意外性がまた今後の
展開を左右していきそうで興味深いところかも。

上羽鴨 …… 松下奈緒 (28歳、財務省・予算執行企画室)
衣川周平 …… 椎名桔平 (外資系コンサル会社「ワイズ・コンサルティング」)
梅垣鈴風 …… 若村麻由美 (旅館「梅垣や」女将、女将組合・組合長)
間山紗江 …… 堀内敬子 (中居)
加茂京介 …… 大東駿介 (小物屋"まつひろ"、鴨の友人)
寺石秀 …… 高杉亘 (料理長)
峰岸鼓太郎 …… 笹野高史 (男衆)
高瀬裕次郎 …… 伊武雅刀 (外資系コンサル会社「ワイズ・コンサル
ティング」)
上羽薫 …… 市毛良枝 (元女将、死去)
仲代公吉 …… 松平健 (財務大臣)
塩見鞠子 …… かたせ梨乃 (中居頭)
八木飛雄馬 …… 小柳友 (料理人)
柴田優梨愛 …… 岡本あずさ (中居)
石原圭介 …… 佐野岳
渋谷敦子 …… 市川実和子 (鴨の大学時代の友人)
石黒哲也 …… 丸山智己 (財務省の先輩)

高橋知代、柴田裕司、毛利英二、ゴールデンボンバー

望月 …… 神尾佑 (ファッションブランド社長)
幸子 …… 高岡早紀 (再婚、妻)

鈴木拓

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