鴨、京都へ行く。 〜老舗旅館の女将日記〜
(2013年4月期・フジ・火曜21時枠)

脚本:森ハヤシ、酒井雅秋、岩下悠子
演出:永山耕三
プロデューサー:手塚治、妹尾啓太、榎本美華
編成企画:太田大、高木明梨須
主題歌: 椎名林檎「いろはにほへと」

http://www.fujitv.co.jp/kamokyo/index.html




 

第8話 女将たちの仁義なき代理戦勃発
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

先代からの常連客で日本画家の佐伯繁信のことを応対して
いた鴨と鞠子は彼から、女将は自分の未熟さを知っているからこそ
魅力が有るとし、先代の女将とはまた違った魅力が有ると
言われ気をよくする鴨。そんな折り、突然仲代が上羽やに来る
事を聞かされ急な対応に迫られる。総理と補正予算案で決別
状態にある仲代は、公務で経済連合副会長と面会する為に来たと
するが、総理も現在文化財修復の視察の為に京都を訪れている為に
予算補正案の件で話し合いたい事を告げる。

客を区別しないことと、客のプライベートを守る為にどうすべき
かを描いたもの。
マスコミが私有地にもかかわらず傍若無人に振る舞う様がいやら
しく描かれたけど、正式に抗議すれば良いのにね。

鴨が先代とは違ったサービスをしようとしている事は明らか
で、前回の展開の中で、自分が自由に振る舞えるのは、鞠子ら
ベテランの存在がある事を示した後のエピソードなので、
なんとなくドラマとしてやりたい事は分かるけど、内容として
はイマイチ盛り上がりに欠け、ボンバー体操がリラックスの方法
だとする所や、マスコミからの目を避ける為に着ぐるみを着させて
脱出させる方法論もイマイチ安っぽい感じがして、京都風情に
合わない感じしかしなかった。

3割常連客が減っているのに利益が改善しているというのは、
それだけ新規の顧客を獲得できているということなのか?

仲代に出て行ってもらうことで、他の客を守ろうとした鴨の
決断が最低だとしたけど、起死回生案として上述した着ぐるみ
ネタに繋げているところは良い感じではあるので、出来れば
それを知った鞠子の態度や表情に焦点を当てて欲しかったけどね。

相手に歩み寄ると見えない物が見えて来る。
意地の張り合いは辞めようとして、仲代に進言する辺りは、
鴨らしさが出たところなのかな。

鈴風が嫉妬し始める所は興味深いけど、どうにもドラマとして
の魅力がイマイチ。
大塚がマスコミに情報を漏らしてしまったという流れも、
あの状況の中では落ち度なのかどうかは正直分からないものが
有るしね。

上羽鴨 …… 松下奈緒 (28歳、財務省・予算執行企画室)
衣川周平 …… 椎名桔平 (外資系コンサル会社「ワイズ・コンサルテ
ィング」)
梅垣鈴風 …… 若村麻由美 (旅館「梅垣や」女将、女将組合・組合長)
間山紗江 …… 堀内敬子 (中居)
加茂京介 …… 大東駿介 (小物屋"まつひろ"、鴨の友人)
寺石秀 …… 高杉亘 (料理長)
峰岸鼓太郎 …… 笹野高史 (男衆)
高瀬裕次郎 …… 伊武雅刀 (外資系コンサル会社「ワイズ・コンサル
ティング」)
上羽薫 …… 市毛良枝 (元女将、死去)
仲代公吉 …… 松平健 (財務大臣)
塩見鞠子 …… かたせ梨乃 (中居頭)
八木飛雄馬 …… 小柳友 (料理人)
柴田優梨愛 …… 岡本あずさ (中居)
石原圭介 …… 佐野岳
渋谷敦子 …… 市川実和子 (鴨の大学時代の友人)
石黒哲也 …… 丸山智己 (財務省の先輩)

高橋知代、柴田裕司、毛利英二、ゴールデンボンバー

宮下晋太郎 …… 瀬野和紀 (仲代の秘書)
殿村克彦 …… 田村亮 (総理、補正予算案で仲代と対立)
細口隆史 …… 谷口高史 (毎朝新聞政治部記者)
佐伯繁信 …… 芝本正 (日本画家)

小泉敏生、木村康志、渋谷めぐみ、森サヤカ
内藤邦秋、酒井善史、諏訪雅、土佐和成

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system